ホペイロ
Sponsored Link

ホペイロ

 

サッカーではさまざまな用具を使用します。ボール以外にも、スパイク、サポーター、すね当て、練習着などもあります。これらの道具は、選手自らが管理しなければなりません。


しかしプロクラブだと専門の用具係がいて、選手が使う用具を日々管理してくれています。その人のことをホペイロと言います。ホペイロとはポルトガル語で用具係のことを言います。仕事としては、選手が毎日の練習で使用するスパイクや練習着の準備を行っています。

 

ただ単にスパイクを出して準備するわけではありません。プロ選手になると、人それぞれ自分の足にあったスパイクを履いています。サイズだけの問題ではなく、サッカーのスパイクの裏にはスタッドがついています。このスタッドも一つ一つ異なります。スタッドとは、突起物のようなもので、ピッチコンディションによって変えたりしています。

 

そのスタッドの位置が選手やポジションなどによって異なるため、チーム全員のスパイクを把握していなければなりません。また選手によってはスパイク2足以上を使い分けるため、それだけ把握しなければならない数が多くなります。

 

そんなスパイクを準備、後片付け以外にも選手の走り方やキックのクセを見て一人ひとり調整したりします。補修をすることもあります。選手にとって無くてはならない用具のメンテナンスを専門に行うプロフェッショナルがホペイロなのです。

 

練習が終わると、毎日選手のスパイクを綺麗に洗います。練習に参加する選手は25人近くになるため、それだけの数のスパイクを毎日洗わなければなりません。試合のユニフォームなどはクリーニングに出しますが、スパイクはデリケートなため、一つずつ丁寧に手で洗っていきます。

 

 

そんな選手にとっては欠かせないホペイロですが、雇うにはそれだけ人件費がかかります。日本のクラブチームは、予算に余裕がないところがほとんどです。そのためホペイロがいるクラブは、JリーグだとJ1クラブだけで、しかも一部クラブのみです。

 

海外だとよく知られているホペイロですが、日本ではあまり重要視されていません。正式にプロ契約しているのは大きなクラブだけで、後は他のスタッフが用具の準備を兼任していたり、選手が自分で準備したりしています。

 

サッカー選手は活躍すると、大きなクラブでプレーしたいと思うようになります。一番の理由は高額な年俸がもらえることですが、プロである以上、選手はサッカーや自分の体のことだけを考えていたいというのが本音です。また自分の体調を管理することで、選手寿命を延ばしたいとも考えています。

 

練習施設やスタッフの人数、体のコンディションを整えるために、整体師が常駐していたり、健康な食事が取れるレストランがあったりと、大きなクラブに行けばいくほど、サッカーの環境が整っています。そこに惹かれて移籍を考える選手も多いです。そういったサッカーができる環境の充実には、ホペイロが不可欠です。

Sponsored Link