ボール支配率
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ボール支配率

 

最近ではコンピュータによる、試合のデータ解析が進んできました。試合終了後には、その試合のさまざまなデータが出てきます。個人やチームの成績にことをスタッツと言います。スタッツでは、その試合のシュート数、コーナーキック数、ファウル数などがわかります。

 

その中で必ずある数値が、ボール支配率です。どちらのチームがよりボールを保持していたかを表す数値になります。両チームの合計を100%とした場合、ボール支配率はたいてい50%台と40%台に収まります。

 

サッカーの試合では、実力差のあるチームが対戦することもありますが、そうなると実力のあるチームが一方的に攻めることになります。常に攻撃をしているということは、それだけボールが集まることになるため、ボール支配率も60%を越えてきます。

 

ちなみにスペインクラブのバルセロナのようなクラブだと支配率が70%を越えることもあります。実力差がある上に、ボールを保持し続けるパスサッカーを行うと、支配率がどんどん高くなっていきます。70%を越えてくると、ほとんど一方的な試合展開になってきます。

 

ボールを長くキープしているということは、それだけ支配率が高くなってきます。つまりボール支配率が高いということは、それだけ攻撃の時間が長いことを意味します。試合を観ていると、細かな数値まではわからなくても、どっちがよく攻めていたのかは、感覚でなんとなくわかります。

 

ただし間違って欲しくないのは、ボール支配率はあくまでも一つのデータに過ぎないということです。長い時間ボールを支配しているチームが勝つとは限らないのです。ボール支配率のポイントは、ボールを保持している時間全てが含まれるということです。

 

例えば相手のゴール前でずっとボールを支配しているのと、相手のゴールから遠い位置で、ディフェンダー同士がパスを回してボールを支配するのとでは、雲泥の差があります。

 

 

相手ゴール前でパスを回しているということは、それだけ得点チャンスが続いているということです。反対にディフェンダー同士でパスを回していても、相手ゴールから遠いため、得点チャンスとは言い難いです。しかしボール支配率で見ると、どちらも同じ数値になってしまうのです。

 

またチームの戦術によっても支配率は異なります。バルセロナのように細かなパスを回しながら、相手の守備を崩す戦術もあれば、引いて守ってボールを奪ったら一気に攻め上がるカウンターアタックを採用するチームもあります。

 

前者のパスを回す戦術をポゼッションサッカーと言いますが、戦術上パスを回している時間が長くなるため、必然的に支配率が高くなります。一方のカウンターアタックだと、相手にボールをキープさせて、奪った瞬間に攻め上がるため、必然的に支配率は低くなります。しかしカウンターアタックは、奪ったら相手の守備が整う前に一気に攻めるため、破壊力がありゴールを決めるチャンスもあります。

 

つまりボール支配率が高いチームの方が、必ずゴールチャンスが多いとは言えないわけです。またゴールを多く決めているわけではなく、もちろん勝てるわけでもありません。ボール支配率はあくまでも参考データに過ぎないということです。

 

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