ホーム&アウェイ方式
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ホーム&アウェイ方式

 

プロのチームになると、拠点とする都市にあるスタジアムで試合を開催します。チームがスタジアムを所有することもあれば、市町村などの自治体が所有しているスタジアムをレンタルで使うこともあります。どちらにしてもチームは、ホームスタジアムを持たなければなりません。

 

サッカークラブは地元に密着していることが多いため、ホームスタジアムだと地元のサポーターが多く応援に来てくれます。そのためどのチームもホームスタジアムで試合を行いたいと思っています。

 

そこでサッカーではホーム&アウェイ方式が採用されて、公平に試合を行っています。アウェイとは敵地のことです。ユニフォームもそれに合わせて、ホーム用とアウェイ用で2種類用意されています。それくらいサッカーでのホーム&アウェイ方式は一般的なものです。

 

Jリーグだと、17チームと総当たり戦で行います。しかしどちらのホームで試合をするのかの問題になるため、公平にホーム&アウェイで1試合ずつ行います。つまり17試合×ホーム&アウェイの2試合で、1年間に34試合行っていきます。

 

このホーム&アウェイはリーグ戦だけではありません。Jリーグカップのトーナメントでも採用されています。トーナメントの場合は、ホームとアウェイで1試合ずつ行います。その2試合の合計得点で、多いチームが勝ち抜けになります。

 

もし合計が引き分けの場合は、アウェイゴールを多く取ったチームが勝ちとなります。これをアウェイゴール方式と言います。アウェイでのゴールは、得点が2倍でカウントされます。例えばAチームとBチームが対戦して、2試合の合計が2-2だった場合、アウェイゴール数を確認します。

 

 

このような結果だと、アウェイゴールを多く取ったBチームが勝ち抜けとなります。ちなみにアウェイゴールも同じで引き分けの場合は、2試合目の90分終了後に、そのまま延長戦に入ります。ちなみに延長戦でもアウェイゴールが採用されます。

 

1試合目  Aチーム(H) 1-2 Bチーム(A)
2試合目  Aチーム(A) 2-1 Bチーム(H)

 

2試合が終わってこのような結果の場合、2試合目の終了後に、そのまま延長戦になります。もし延長戦でAチームが1点を取ると、合計スコアが4-3になります。

 

残り時間でBチームが勝つためには、2点必要になります。なぜならBチームが1点を取り返して、合計スコアが4-4になってもアウェイゴールをAチームが3点取っているため、勝ち抜けになるからです。

 

 

なぜアウェイゴール方式が採用されているのかと言うと、アウェイの方が得点を決めることが難しいとされているからです。なぜならホームで戦う方が戦いやすく、有利なことが多いからです。

 

まずは地元ファンの声援が大きくなります。反対にアウェイだと大ブーイングになることもあります。どちらが選手にとってやりやすいかは言うまでもないでしょう。選手にとっては、応援してくれるファンはありがたい存在です。

 

また選手にとっては自宅も近く、スタジアムの近くに練習場もあるため、コンディションが整えやすいメリットもあります。海外のクラブだとアウェイ用控え室は、ロッカーが並ぶだけですが、ホームだとジャグジーがあり、サウナがあり、選手用の食堂まであります。これくらい待遇差があると、試合でも十分影響があります。このように試合前の準備の段階で、ホームとアウェイではすでに差があるのです。

 

 

 

中立地での開催もある
サッカーの試合が全てホーム&アウェイ方式というわけではありません。トーナメント戦でも1試合で決着する場合は、お互い公平になるように中立地で開催されることが多いです。

 

毎年12月に開催されるクラブチームの世界一を決める大会、クラブW杯があります。今でこそヨーロッパ、南米、アジア、アフリカなどの大陸チャンピオンが集まりますが、昔はトヨタカップと呼ばれ、ヨーロッパと南米のチャンピオン同士が戦う試合でした。

 

トヨタカップは、1試合だけで決着するため、中立地である日本で毎年開催されていました。その時の流れもあって、クラブW杯は今でも日本やUAEなどの、ヨーロッパや南米以外の場所で開催されています。

 

またホーム&アウェイ方式で行われているトーナメント戦でも、決勝戦だけ一発勝負の場合があります。その時にはどちらかのチームのスタジアムではない中立地で開催されます。Jリーグカップの決勝戦などもそのような方式です。

 

例えば天皇杯の決勝戦は、サッカーの聖地とされる国立競技場で開催されていました。国立競技場は日本人選手ならあこがれの場所で、どのチームも所有していないスタジアムになります。ちなみに高校サッカーの準決勝、決勝も国立競技場で行われていました。日本開催の大会での中立地としては、ふさわしい場所だと言えます。

 

また中立地とは少し違いますが、セントラル方式というのもあります。これは大会の試合全てを1つの場所で開催されることを言います。例えばワールドカップなどがそれにあたります。開催する1ヶ国を決めて行われるため、事前に開催地が決まっています。開催国だけはホームになりますが、それ以外の国は中立地となります。

 

ただしワールドカップの場合、実際のところは開催する国と同じ大陸の国は環境が近かったり、サポーターも応援に行きやすいなどで有利になります。例えば2014年のブラジル開催のときは、開催国のブラジル以外にも、同じ南米のアルゼンチンやコロンビアも躍進しました。2018年ロシア開催のときは、最弱と言われた開催国ロシアがベスト8入りを果たしました。またベスト4に残ったのは全てヨーロッパでした。

 

どちらにしてもサッカーでは大会やリーグによって開催方式が異なるため、楽しむためには、まずは基本となる大会のレギュレーションを理解しなければなりません。

 

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