トラッキングデータ
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トラッキングデータ

 

サッカーの試合終了後には、スタッツと言われるチームの成績が表示されます。そこでは得点、アシスト、シュート数、ボール支配率が一般的ですが、最近ではもっと詳しくデータがわかるようになりました。これをトラッキングデータと言います。

 

得点やシュート数は人が数えていればわかることですが、人のレベルではわからないことが、現在ではデータとして表示されています。トラッキングとは追跡という意味で、スタジアムに専用カメラを取り付けて、試合中ずっと、ピッチ上の選手を追いかけています。

 

選手、ボール、審判の動きを追尾して、それをデータ化することで、トラッキングデータではさまざまな情報を得られるようになりました。例えばスプリント回数、走行距離、スピード、加速度、動きのエリアなど選手がどのように動いたのかがわかります。

 

トラッキングデータの導入は、2015年からJリーグでも開始して、試合終了後にそのデータがホームページで公表されるようになりました。チームの総合値も、選手一人ひとりもわかります。

 

走行距離が長いとよく走っていて頑張っている選手、スプリント回数が多いとチャンスを作っている選手などのイメージがあるため、トラッキングデータにより、誰が一番ハードワークしているのかが、ファンにわかってしまいます。

 

ただし走行距離が多いチームが、いい成績を残すとは限らないのが面白いところです。2016年のJリーグで走行距離のチーム平均を見ると、優勝した鹿島アントラーズが18チーム中14位、2位だった浦和レッズが5位、3位の川崎フロンターレが15位でした。

 

またスプリント回数を見ると、チーム平均1位は湘南ベルマーレでしたが、残念ながら年間順位は17位でJ2に降格してしまいました。こるによく走っているチームが強いとは限らないことがわかります。

 

 

なぜならチームのプレースタイルによっては、必ずしも高い数値になるとは限らないからです。チームの戦術は、ボールを支配するポゼッションサッカーと、ボールを奪ったらすぐに攻撃するカウンターサッカーに分かれます。

 

ポゼッションサッカーだと、ボール支配率が高くなるため、ダッシュする機会が少なく、スプリント回数も少なくなります。反対にカウンターサッカーだと、ボールを奪うとすぐに攻めるため、スプリント回数が多くなりがちです。

 

さらにスプリントも意味のあるものと、ないものがあります。ただ走ればいいのではなく、考えて走ることが重要です。トラッキングデータであれば、スプリント回数、距離、方向などを見ながら分析ができます。

 

決定的なチャンスを作るスプリント回数が多い選手は、相手チームにとって守備はやりにくいものです。プロのサッカーは、なんとなくやってても勝てないため、こういったデータによる情報戦が重要になってきます。

 

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