サッカー選手の役割とも言えるポジションには、以下の4つがあります。
- フォワード・・・得点を取る役割
- ミッドフィルダー・・・中央で攻守の要となる役割
- ディフェンダー・・・守って相手の得点を防ぐ役割
- ゴールキーパー・・・唯一手を使って最後の砦となる役割
これらのポジションの基本については以下の記事をご覧ください!

ポジションは大きく分けるとこれらの4つに分類されるのですが、実は各ポジションもさらに細かく分かれていきます。
ここではフォワードのポジションをさらに細かく分類して見ていきましょう!
なおその他の各ポジションの詳細については以下をご覧ください。



フォワードは3つに分類される
フォワードと言えば、主にチーム内で得点を取ることが求められる役割になります。
その中でもフォワードは以下の3つの役割に分けられます。
- センターフォワード
- セカンドトップ
- ウイング
それでは順番に説明していきます!
センターフォワード(CF)
まずセンターフォワードは、相手ゴール前に陣取ってゴールを量産する役割です。
センターフォワードの名前通り(Center Forward)、主に活躍する場所は最前線の中央の位置になります。

仕事は得点が求められるので、まずはシュートが上手くなければいけません。
またそれだけでなく、センターフォワードの選手の特徴としては、背が高く、体が大きくて強い選手が務めることが多いです。
- 背が高い・・・ヘディング(頭を使ったシュートやパス)ができる
- 体が大きくて強い・・・敵を引きつけて自らボールをキープできる(ポストプレー)
そのためセンターフォワードの能力が低いと、チームは得点が取れない事態になってしまいます。
センターフォワードはまさに攻撃の要です!
そういう意味でも良いセンターフォワードがいるかどうかは、強いチームにおいて欠かせないと言えます。
セカンドトップ(ST)
セカンドトップは、センターフォワードのすぐ後ろにいてサポートするポジションです。
そのため前線にはいるものの、少し下がった位置で活躍することになります。

セカンドトップは少し後ろに下がっているとはいえ、フォワードである以上前線にいることに違いありません。
そのため得点を取ることも非常に大きな仕事です。
しかしセンターフォワードに比べて、少し体が小さい選手が務める傾向にあります。
というのもセカンドトップには体の大きさよりも動き回る仕事が多いからです。
セカンドトップには以下のような仕事があります。
- 自らシュートをして得点を狙う
- 自らドリブルしてボールを持ち込みチャンスを作る
- 敵を引きつけてセンターフォワードをサポートする
ただしセカンドトップはセンターフォワードと違って必ずしもいるとは限りません。
フォワードの人数はチームによって1人〜3人と異なります。
そしてフォワードはおおよそ以下のような役割に分かれてきます。
- フォワード1人・・・CF1人
- フォワード2人・・・CF2人、もしくはCF1人+ST1人
- フォワード3人・・・CF1人+WG2人
このようにフォワードが1人や3人のときにはいないことが多いため注意が必要です。
ウイング(WG)
ウイングはフォワードの中でも、サイドに位置してチャンスを作る役割です。
センターフォワードが中央にいるのに対して、ウイングは基本的に左右に一人ずつ位置しています。
ですのでウイングがいるときには、センターフォワードを含めて必ずフォワードが3人になっています。

ウイングの主な仕事は以下のような感じです。
- サイドからボールを持ち込んで自らシュートをして得点を狙う
- サイドからセンターフォワードにパスをしてチャンスを作る
- サイドにいることで敵を両サイドに引きつける

ウイングの中でもシュートして得点を狙う選手もいますが、中央にいるセンターフォワードほど得点を多く取る機会はありません。
それよりも自らドリブルしたり、中央にパス(センタリング)をしたりして、チャンスを作ることが仕事です。
そのためウイングに求められるのは、ドリブルの巧さ、パスの精度、スピードの速さです。
- センターフォワードはチームに不可欠で得点を取るのが役割
- 強いチームには必ず良いセンターフォワードがいる
- セカンドトップとウイングは監督の戦術次第でいないこともある