マンツーマンとゾーン
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マンツーマンとゾーン

 

ディフェンスでは、相手にゴールを決められないために、攻撃を防がなければなりません。そのためには相手に対して、マークして守る必要があります。サッカーでは、ディフェンスの方法が大きく分けて2つあります。一つ目がマンツーマンディフェンス、もう一つがゾーンディフェンスです。

 

マンツーマンは人で守る方法です。事前に特定の選手を決めておいて、その選手に対して1対1でマークして守ります。マンツーマンの特徴は、マークする相手を決めたら、どこへ動いても一緒についていきます。フィールドプレイヤーはお互い10人なので、それぞれがマークをすれば、フリーになる選手はいなくなるという発想です。

マークする相手が決まっているため、一人ひとりが責任を持ってマークをすることになります。相手の動きに合わせて、一緒に動いて相手がどこに行こうとついていく、ピッタリと離れない守り方になります。それだけマンツーマンで守るということは、一人一人の責任が大きくなります。

 

 

マンツーマンのいい点は、守備側がマークする相手を選べるため、体格差などのミスマッチを防ぐことができます。大きな選手に対しては、大きな選手がマークしないと競り合いで負けてしまいます。

 

またスピードのある選手には、スピードのある選手がマークしないと置き去りにされてしまいます。そういった相手の能力を見極めた上で、マークする選手を特定します。

 

ただしマンツーマンにこだわり過ぎると、能力が高い選手にマークについても、もしドリブルで抜かれたら、他の選手がカバーしなければなりません。そのため1人でも抜かれてしまうと、ピンチになる可能性があります。また状況によっては、味方とマークする選手が入れ替わることもあります。最近では、90分間を完全なマンツーマンで守るチームはほとんどありません。

 

そんなフルタイムで使われることが少ないマンツーマンですが、2004年のEUROでギリシャ代表が、マンツーマンディフェンスを使って結果を残しています。ギリシャ代表というと、ヨーロッパではそれほど強いイメージがありません。

 

しかしスウィーパーを使った3バックでのマンツーマンディフェンスで固めた守備からのカウンターアタックを使い、フランスや開催国のポルトガルにも勝ち、優勝しました。低い下馬評を覆す結果に、世界中が驚きました。採用しているチームが少ないマンツーマンにより、強固な守備を築いたことで、相手チームも崩せなかったのかもしれません。

 

 

ゾーンディフェンス
一方のゾーンはエリアで守る方法です。マンツーマンは特定の選手でしたが、ゾーンは事前にエリアを決めます。一人ひとり決められたエリアがあり、そこに入ってきた相手をマークする方法です。最近では4バックのゾーンで守っていることが多いです。

自分が受け持つエリアに侵入してきた選手に対して守備をして、エリアを出ていったら、他の選手にマークを受け渡しながら守っていきます。そのためマークすべき選手が自分のゾーンから出ていけば、深追いすることはありません。

 

エリアで守るメリットは、スペースが空きにくいことです。一人ひとり決められたエリアを受け持てば、隙間なくエリアを埋めることができます。しかしエリアとエリアの間に入ってきた相手のマークを、選手同士で譲り合ってしまうデメリットもあります。

 

ディフェンスには2つの方法がありますが、マンツーマンとゾーンのどちらかを採用しなければならないわけではなく、両方を組み合わせることが一般的です。一番多いのが普段はゾーンで守って、コーナーキックやフリーキックではマンツーマンで守ることが多いです。

 

もしくは、相手チームに1人能力が高い選手がいたら、その選手だけをマンツーマンでマークして仕事をさせない方法もあります。その他の選手はゾーンで守ります。守備専門の選手を配置して、ピッタリとマークをすることで、相手の攻撃力が半減します。このように組み合わせて守ることが一般的です。

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