絶対決めたいペナルティキック
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絶対決めたいペナルティキック

 

試合中にファウルをすると、相手選手のフリーキックから試合が再開されます。しかし守備側がペナルティエリア内で、相手選手を倒してファウルをすると、攻撃側のチームにPKを与えることになります。PKとはペナルティキックの略です。

 

ちなみに攻撃側が、敵陣のペナルティエリア内でファウルしても当然ですが、PKにはなりません。PKはあくまでもゴールチャンスをファウルで潰したときに発生するものです。そのため攻撃側がファウルしても、守備側のフリーキックで再開されます。

 

PKは、ペナルティエリア内にあるペナルティマークにボールをセットします。守備側のキーパーと、攻撃側のキッカーだけの1対1の勝負になります。PKの成功率は一般的に約8割と言われているため、かなりの得点チャンスと言えます。ゴールの隅に速いシュートを蹴れば、キーパーはまず届かないため、止められる可能性は低くなります。

PKのルールとしては、キッカーは1蹴りでゴールを決める必要があります。キッカーがボールを蹴ったら、他の誰かがボールに触れるまで、キッカーはボールに再度触れることができません。

 

例えばキッカーが蹴って、キーパーが止めて弾いたボールは、キッカーが詰めてそのままゴールを決めても問題ありません。この場合は、キーパーが一度ボールに触れているからです。しかしゴールポストに当たって跳ね返ったボールは、まだ誰にも触れていないため、キッカーの近くにボールが来ても触れてはいけません。そのためそのままシュートを打つこともできません。

 

またキーパーにもPKでのルールがあります。キーパーはゴールライン上で待機して、ラインよりも前に飛び出してはいけません。そのためキッカーが蹴ったら、ライン上で左右に飛ばなければなりません。前に飛び出すと、シュートできる範囲が狭くなってしまうからです。

 

キッカーとキーパー以外の他の選手は、両チームともペナルティエリアの外で待機しています。そしてキッカーが蹴った瞬間に動き出し、キーパーが弾いたボールを詰めてきます。攻撃側はそのままゴールを狙ってきますし、守備側はボールを遠くに蹴り出そうとします。

 

もし守備側が蹴る前にペナルティエリアに入るのも違反として、ボールがゴールに入った場合は、得点が与えられ、入らなかった場合は再度やり直しになってしまいます。

 

PKは圧倒的にキッカーが有利だと言われていますが、実際はキッカーとキーパーの心理戦であり、運の要素もあります。2007年に日本代表監督だったオシムさんは、PKは見ないことで有名です。PK戦になると、そのまま控え室に帰ってしまいます。選手からは相当な緊張感が伝わってくるため、観ている方もかなりドキドキです。ゴールして当たり前と思われているPKだからこそ、プレッシャーも相当なものなのです。

 

PKではキッカーは通常そのままシュートを打つのですが、少し変わったPKもあります。ガンバ大阪の遠藤選手は、コロコロPKの使い手として有名です。速いシュートではなく、コロコロ転がすシュートを打ちます。観ている人が呆気にとられるほどのコロコロです。

 

これは遠藤選手が、ボールを蹴る直前までキーパーを観察していて蹴る直前に、キーパーが一瞬動いた方向と逆に蹴っているため、コロコロ転がしてもゴールできるというわけです。ちなみに遠藤選手はチームからPKキッカーを任されるほどの名手です。成功率も高く、遠藤選手だからこそできる技と言えます。

 

その他にはトリックPKというのもあります。PKのルール上は、キッカーはシュートを打たなくても、ボールを前に蹴り出せば問題ありません。ただし先ほどもお話した通り、一度蹴り出すと、キッカーはボールに触れてはいけません。

 

そのルールを利用して、2016年にバルセロナの選手が、試合でトリックPKを決めました。キッカーがシュートするかと思いきや、キッカーがボール前にチョンと出して、後ろから走りこんできた味方がそのままゴールしたのです。過去にほとんどやった人がいなかったため、ニュースでも話題になりました。

 

しかし成功率が高いPKのため、ほとんどの選手はそのままシュートします。むしろ他の人と違うことをする方が勇気がいります。ゴールが決まったからいいですが、もし入らなかったら観客席から大ブーイングだったでしょう。世界トップレベルにあるバルセロナの余裕が感じられる試合でした。

 

 

 

延長戦の後に行うPK戦
延長戦で決着がつかないときには、最後にPK戦を行います。ちなみにPK戦で勝敗が決まっても、公式記録では両チーム引き分け扱いになります。このPK戦も基本的なルールは同じです。キッカーは周りの選手に頼らず、一蹴りでゴールを決めなければなりません。

 

PK戦が始まる前に、キッカーの順番を決めます。延長戦が終わった段階で出場している11人の選手で順番を決めていきます。11人なので、ゴールキーパーも含まれます。順番を決めたら、そのうち1番から5番の人がまず蹴ります。先攻と後攻を決めて、両チーム交互に5人ずつ蹴り、多く決めた方が勝ちとなります。

 

もし5人でも決まらないときにはサドンデスで、6人目が蹴っていきます。もし6人目で決着がつけばそこで終了です。反対に決まらなければずっとやり続けることになります。最後の11番目はたいていゴールキーパーが蹴るのですが、それでも決着がつかなければ1番目に戻ります。でもたいていは5人で決着することが多いです。

 

ちなみにドイツ代表はPK戦に強いことで有名です。ワールドカップやヨーロッパ選手権(EURO)などの大きな大会では、決勝トーナメントになると、必ず決着しなければならないため、延長戦の後にPK戦が採用されます。

 

そんな大きな大会でドイツ代表は、PK戦でほとんど負けていません。大きな国際大会でもしPKを外したら、国中から大バッシングを浴びる可能性があります。それほどのリスクを背負って蹴るのですから、並大抵のプレッシャーではありません。

 

ドイツ人はゲルマン魂と言われますが、プレッシャーに強いからなのか、平気でゴールの隅を蹴れます。PKはキックの精度だけでなく、プレッシャーに負けないほどの勇気も持ち合わせていないといけません。

 

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