イエローカードとレッドカード
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イエローカードとレッドカード

 

試合中に起こるプレーがルールを守って行われているのかを、フィールド内にいる主審が判定します。もしファウルがあれば、その度にホイッスルを鳴らしてプレーを一時中断させます。このときに悪質なファウルがあれば、主審は選手に対してカードを提示することができます。

 

このカードは2種類あります。イエローカードとレッドカードです。イエローカードは警告、レッドカードは退場を意味します。もちろんレッドカードの方が処分は重いのですが、この2枚はそれぞれ大きく異なります。

 

まずイエローカードは、スポーツマンらしからぬファウルがあったときに出されます。激しいタックルだったり、相手の足を狙ったような危険なスライディングなどが対象です。プレーが止まった後に、主審からその選手に対してイエローカードが出されます。

 

またプレー以外にも、暴言などもイエローカードになってしまいます。選手が熱くなってくると、主審の判定にも納得がいかないこともあります。そんなときに自分を抑えられず、主審に対して暴言を吐くと、ファウルとは違っても、暴言に対してイエローカードが出されます。

 

その他には、遅延行為もイエローカードになります。試合終盤になってくると勝っているチームは、わざと時間を進めようと、プレーを遅らせることがあります。これを遅延行為と言います。

 

例えばゴールラインをボールが出て、再開はゴールキックのときに、キーパーが時間稼ぎのためにゆっくりボールをセットしたり、なかなか蹴らないことがあります。そんなときには主審から、わざと時間を遅らせたことに対してイエローカードが出されます。

 

またゴールを決めた選手が、喜びを爆発させてユニフォームを脱ぐことがあります。これもイエローカードの対象です。ユニフォームを脱ぐとイエローカードが出されることは、選手もわかっているため、それを覚悟して脱いでいます。

 

もしその試合ですでに1枚もらっていると、2枚目で退場になってしまうため、ユニフォームを脱ぐパフォーマンスはやらないはずです。選手はそのあたりも注意しなければなりません。

 

イエローカードは提示されても、1枚だけなら警告なので何も起こりません。しかしリーグ戦や大会などでは、数試合から数十試合行うことになります。そのときはもらったイエローカードは消えず、どんどん溜まっていきます。そして累積枚数が一定数に達すると、次の試合は出場停止になってしまいます。

 

ちなみにJリーグはイエローカード4枚で、次節出場停止になります。イエローカード1枚だけなら退場にならないからと言って、毎試合もらっていると、大事な試合で出場できなくなる可能性があるため、もらわないに越したことはありません。

 

 

 

レッドカードは即退場
主審が持つカードがもう一つあります。それはレッドカードです。レッドカードを出された選手は即退場となります。その試合は再度出場することはできません。しかも代わりの選手を入れることができないため、チームは試合終了まで10人で戦わなければなりません。

 

レッドカードは即退場以外にも、もう一つ処分があって次の試合は出場停止になってしまいます。それくらい重い処分になります。またファウルがあまりにも悪質過ぎると、次の試合だけでなく、2試合、3試合出場停止になってしまうこともあります。この場合はレッドカードをもらってすぐにはわかりませんが、試合後に大会の主催者から発表となります。

 

レッドカードは1枚出れば即退場ですが、1試合で同じ選手がイエローカードを2枚もらっても、レッドカードになります。主審はイエローカードを出した選手をメモしていて、イエローカード2枚目が出たときに、合わせてレッドカードを出します。

 

レッドカードはそれほど頻繁に出るわけではありませんが、相手選手がケガをするかもしれないほどの、相当悪質なタックルやスライディングをしてしまうと、警告なしの一発レッドカードになります。スパイクの裏を見せたスライディングなどはレッドカードの対象になります。

 

または相手のゴールチャンスのときに、ブロックが間に合わないからといって、フィールドプレイヤーがわざと手を使って、相手のシュートを止めたときにもレッドカードです。無意識に手に触れてしまうくらいなら、ハンドというファウルだけで済みます。しかし悪質なハンドは即退場になってしまいます。

 

スポーツマンらしくない態度もレッドカードになることがあります。例えば審判や選手につばを吐きかけると即退場です。昔Jリーグでプレーしていたジーコが、ボールにつばを吐いたことで退場になったことがありました。そのくらい重い処分になります。

 

主審はカードを持っていて、いざという時に出したりしますが、危ないファウルを見つけたらどんどんカードを出していけばいいわけでもありません。イエローカードやレッドカードが多く出る試合は、たいてい荒れています。

 

試合が荒れるというのは、選手同士がエキサイティングし過ぎて、ラフプレーが多くなってしまうことです。優勝決定戦など大事な大会ほど選手はエキサイティングしやすいので、そこは主審が抑えるように促さなければなりません。

 

イエローカードを出さずに、注意をして次やったらカードを出すと言ったりしながら、試合をコントロールしていきます。イエローカードかどうか際どいプレーなどでは、選手も反省している旨を主審に伝えて、カードを免れたりもあります。カードだけでなく、そういったコミュニケーションも試合をコントロールするためには必要です。

 

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