トップ下(MF)
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トップ下(MF)

 

ミッドフィルダーの中でも攻撃的なポジションにいる選手を日本では、トップ下と言います。特に中央に位置する選手を指します。その他にはオフェンシブミッドフィルダーやプレイメーカーと呼ばれることもあります。

チームで一番前にいるフォワードのすぐ下にいるから、トップ下と呼ばれています。1.5列目という呼ばれ方もします。フォワードに近いポジションに位置するため、攻撃で大きな役割を担っています。

 

フォワードに対して決定的なパスを出したり、自ら持ち込んでシュートを打つこともあります。ゴール数ではフォワードに劣るものの、アシスト数が多くなるのがこのトップ下です。いかにチャンスを作れるのかが重要になってきます。

 

トップ下には華やか選手が多いです。背番号10番を着けて、ボールを操るテクニックがあり、観る人を魅了するような選手です。そのような選手のことをファンタジスタ、クラッキとも呼ばれます。

 

しかし現在ではトップ下のポジションは少なくなりました。これはフォメーションや戦術などが影響しています。昔は中央にいるトップ下にボールを集めて攻撃の起点としていましたが、最近ではサイドから崩す戦術に変わってきています。

 

中央で自由にプレーできるスペースは今の時代はほとんどなく、攻撃的ミッドフィルダーでも、中央ではなくサイドにいたり、相手がボールをキープしているときには、積極的に守備も行います。

 

昔は4-4-2ダイヤモンド型や3-5-2などのフォメーションが多かったです。ツートップの下に、攻撃的ミッドフィルダーを配置して、フォワードにパスを供給していました。このようなパスを出す選手のことをパサーと言いますが、決定的なスルーパスを出すことで、チャンスメイクをしていました。

 

またパスだけでなく、ボールコントロールもできる選手が多いのがこのポジションです。相手ゴール前にいても、ボールを奪われることがありません。それでいて自分でもゴールを決めるため、誰もが憧れました。

 

ちなみに日本には、攻撃的ミッドフィルダーが一番豊富な人材がいると言われています。少し昔だと、絶対的な司令塔の中田英寿が海外で活躍しました。その他中村俊輔選手もいたり、最近だと本田圭佑選手、香川真司選手、清武弘嗣選手はみんなトップ下の選手です。

 

しかし日本代表ではトップ下に入ることがあっても、クラブチームではサイドをこなすこともあります。現代サッカーでは、トップ下がないフォメーションもあるため、トップ下にこだわり過ぎていると、ポジションがないからです。そこは試合に出ることが優先となります。

 

 

最高のトップ下だったジダン
ユベントスやレアルマドリードなどで活躍した選手に、元フランス代表のジダンがいます。サッカー好きなら知らない人はいないほどの偉大なプレーヤーです。2001年にユベントスからレアルマドリードへ移籍したときには、8000万ユーロの移籍金がユベントスに支払われました。

 

当時の移籍金としては史上最高額でした。この移籍金の高さが、選手としてのレベルの高さを物語っています。その金額を支払うレアルマドリードもすごいですが、当時はあまりの高額から話題にもなりました。

 

技術が高いジダンは、狭いスペースでもボールコントロールができます。相手に取られることなくボールキープができ、パスも上手い選手です。ドリブルも上手く、マルセイユルーレットを生み出した選手として知られています。

 

選手時代は母国開催だった98年フランスワールドカップ優勝、2000年に開催されたEUROも制覇、さらにレアルマドリードに移籍してからは、2002年にUEFAチャンピオンズリーグも優勝したこともあります。ヨーロッパNo. 1プレーヤーに贈られるバロンドールも獲得したことがあります。サッカー選手としてのタイトルをほぼ全て獲得してきたといっても過言ではありません。

 

ちなみに現在は、選手時代にも所属したレアルマドリードの監督になりました。2016年にはUEFAチャンピオンズリーグに優勝しました。監督と選手の両方でチャンピオンズリーグを制覇したのは、史上7人目の快挙です。

 

トップ下があまり用いられない現在の戦術では、ジダンのような選手はもう現れないかも知れません。華があり、華麗なプレーをしていたジダンのようなトップ下の選手もまた見たいものです。

 

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