ゴールキーパー(GK)
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ゴールキーパー(GK)

 

手を使ってはいけないサッカーで、唯一手が使えるのはゴールキーパーです。ゴール前にいて、相手のシュートがゴールに入らないように、全て手を使って受け止めます。ルールとしては、ペナルティエリアの中であれば、どこでも手を使って問題ありません。

ただしペナルティエリアを出ると、一切手を使えなくなります。そこはフィールドプレイヤーと同じ扱いになります。もし手を使ってしまうと、カードの対象になってしまうので、注意が必要です。

 

手が使えるキーパーだけは、他のフィールドプレイヤーとは別扱いになります。仕事が全く異なるため、練習メニューも違います。手を使ってボールを止めるというのは、他のフィールドプレイヤーには必要ない技術だからです。そのためキーパーは、専門職といっても過言ではありません。

 

またサッカーでのルール上、必ず1人キーパーを入れなければならないため、ユニフォームが異なります。他のフィールドプレイヤーと比べると、色もデザインも全く違います。その理由はキーパーだけすぐに見分けがつきやすいからです。相手選手もどこにキーパーがいるのか一目でわかります。

 

またユニフォームだけでなく、手でシュート止めると、相手のスパイクが危ない場合もあるため、両手にグローブを着用しています。さらに他のフィールドプレイヤーにはないルールとして、日よけのため帽子の着用も認められています。太陽が眩しくてシュートが止められないのでは、試合にならないからです。それほどキーパーは特別な存在だと言えます。

 

ユニフォームが違う話をしましたが、背番号もキーパーだけは少し異なります。背番号の1番から11番のうち、1番は必ずキーパーが着けなければなりません。そして2番から11番は、フィールドプレイヤーのための番号になるため、キーパーは着けることができません。たいていは主力キーパーが1番を着けて、その他のキーパーが12番以降を着けます。

 

チームには最低でも3人のゴールキーパーが所属しています。これはいざという時のために待機しています。しかし試合に出られるのは主力キーパー1人だけです。しかも途中出場もほとんどありません。だからと言って、もし1人しかいないとケガをしたときに困ります。

 

もしフィールドプレイヤーがケガをしたのであれば、代わりの選手がいますが、キーパーは専門職のため、キーパーの代わりはキーパーしかできません。そのため少し多めにキーパーを抱えていることになります。

 

ワールドカップなどの大会でもキーパーは3人選ばれますが、試合に出場できるのは1人だけです。しかも代表選手だと3人とも能力が高いため、どこの国も正ゴールキーパー争いが起こります。枠は一つしかないため、熾烈な競争が行われています。

 

ちなみにですが、キーパーが試合中にケガをすると、いったんプレーが止まります。フィールドプレイヤーだと、治療のためにピッチの外に運び出されて、そのまま試合が再開されますが、キーパーは治るまで再開されません。もしケガで出場が難しいときには、別のキーパーを入れなければなりません。

 

ドイツで実際にあった話ですが、サッカーでは交代人数が1試合3人までと決められています。その交代枠を使い切った後に、キーパーがレッドカードで退場になったことがありました。キーパーは必ず1人置かなければならないため、通常であれば試合に出ているフィールドプレイヤーと控えキーパーを交代させます。

 

しかし交代枠を使い切った後にキーパーが退場になってしまったため、控えキーパーを交代出場させることができなくなりました。そこで仕方がなく、試合に出場していた日本代表の長谷部選手が、臨時でキーパーをやったことがありました。

 

もちろん専門ではないため、相手のシュートを上手く止められるはずもないのですが、そこは知的な選手と言うことで、監督から抜擢されたのだと思います。このような非常事態が起こることもあるため、交代枠を使うタイミングには注意が必要です。

 

 

キーパーの仕事
相手がシュートを打ってくると、キーパーはキャッチかパンチングを行います。キャッチはボールを掴むことです。キャッチできるに越したことはありませんが、強烈なシュートの場合はキャッチが難しいです。そのときはパンチングも行います。

 

パンチングは手のひらをグーにして、ボールを弾くことです。グーにしているため、強烈なシュートも防ぐことができます。ただし弾いた先に相手選手がいると、セカンドボールを拾われてしまうため、弾く方向は考えなければなりません。

 

また身長が高い方が、キャッチやパンチングをしたときなや有利になります。そのため世界的なキーパーは身長が高い選手が多いです。現在の世界的なキーパーだと、元イタリア代表のブッフォン191cm、ベルギー代表のクルトワ199cm、スペイン代表のデ・ヘア 192cm、190cm以上が当たり前です。190cm以上が必要だと日本代表監督だったハリルホジッチ監督は公言していましたが、キーパーには身長が重要な要素です。

 

キーパーの後ろにはゴールしかなく、防いでくれる選手は誰もいません。そのためミスが命取りになってしまいます。シュートを取り損なうと、そのままゴールに入ってしまいます。このキーパーがボールを取り損なうことをファンブルと言います。

 

キーパーの仕事は、ボールを止める以外にもあります。監督は試合前に指示を行いますが、試合中は全てのプレーに指示はできません。観客の声が大きいため、大声を出しても選手に届きません。

 

そこで一番後ろからピッチ全体を見渡せるキーパーが、ディフェンダーに大きな声で指示を出すことがあります。これをコーチングと言います。キーパーは声の大きさも重要です。もしくはチームをまとめるキャプテンシーがある選手だと、キーパーでもキャプテンマークを付けることもあります。

 

キーパーのキャプテンと言えば、オリバーカーンです。2002年日韓ワールドカップでキャプテンとして、ドイツ代表を準優勝に導きました。ゴール前での存在感が抜群で、俊敏性や瞬発力などを兼ね備えていて、多くのピッチを防ぎ大活躍しました。ワールドカップの決勝で敗れたときも、チームメイトを慰めていました。歴代を代表するキャプテンシーのあるゴールキーパーだと思います。

 

 

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