センターフォワード(FW)
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センターフォワード(FW)

 

フォワードはチームの最前線に位置して、ゴールを狙うポジションになります。フォワードの中でも、さらに最もゴールに近い位置にいるのが、センターフォワードです。

名前の通りフォワードの中でも、中央にいてプレーしています。得点を取らなければチームは勝てないため、攻撃の要となる選手であるセンターフォワードの活躍がチームの鍵を握ります。

 

得点を取ることがすべてのセンターフォワードですが、選手によってプレースタイルが異なります。得点を取るという結果に対して、プロセスが違うのです。得点能力とひとくくりにしてしまいがちですが、得意なことが違います。共通しているのは正確なシュートが打てることくらいです。

 

まず体の大きさが違います。例えば世界トップクラスのセンターフォワードであるイブラヒモビッチは195cmもあります。一方、日本代表の岡崎慎司選手は174cmです。同じポジションでも20cmの開きがあります。これだけ体格が違うのに、同じプレーを求める方が不自然です。

 

イブラヒモビッチのような身長が高い選手だと、大きくて強い体を武器にすることができます。ディフェンダーに競り負けないように、ポジショニングを確保してゴールを狙います。対するディフェンダーも1人だと止められないため、2人、3人で止めにきます。

 

そうすると今度は、周りの選手のマークが弱くなり、ゴール前でボールをキープしているイブラヒモビッチが、周りの選手にパスを出して、ゴールのアシストをすることもあります。これをポストプレーと言います。

 

ポストプレーとは、おとりになることです。自分がマークされていてゴールが狙えないなら、味方が代わりにゴールを決めれば、チームとしては問題ありません。

 

また身長が高い選手だと、高さを活かしたヘディングシュートもできます。フリーキックやコーナーキックなどのセットプレーでは、ロングパスをゴール前に送るので、高さがある選手は有利です。

 

 

日本人で多いタイプ
身長が高くて、体格が良いセンターフォワードは、日本人では多くありません。アフリカや南米選手に比べると、体格で見劣りしてしまいます。その代わり、違うフォワードとしての能力を使って得点を重ねています。

 

例えば日本代表の浅野拓磨選手がそうです。ドイツのシュツットガルトというチームでプレーしているのですが、身長は171cmと体格では恵まれていません。その代わりにディフェンダーにも負けないスピードがあります。浅野選手は、ジャガーの愛称があるほど足が速いです。

 

 

身長が高い選手は、ボールをキープしてポストプレーを行うと言いましたが、スピードがある選手がいると、カウンターアタックができます。ゴール前に守備を固めて、ボールを奪ったらすぐに相手ゴールに攻めます。その時は早く相手のゴールにたどり着くことが大事になるため、スピードが大きな武器になります。

 

また日本代表では、試合終盤に途中出場が多いです。後半終盤になると、相手ディフェンダーも疲れてくるため、そこに浅野選手が入ることで、速いスピードを止められなくなります。足が速いとドリブルで相手をかわすこともできるため、終盤の方がより活かすことができます。

 

足の速さは天性のものですが、岡崎慎司選手は、体格も大きくなければ、足も早くありません。その代わりポジショニングのうまさに定評があります。サッカーではオフサイドラインがありますが、ラインギリギリからディフェンスの裏へ抜けると、大きなチャンスが生まれます。常に飛び出しを狙いながらプレーをしています。

 

チャンスと見るやゴール前に飛び込み、キーパーが弾いたセカンドボールを拾ってそのままゴールを決めることもあります。こういうタイプの選手は、ディフェンダーにとってやりにくいものです。持って生まれたものがない分、頭で考えながらプレーしています。この辺りは日本人らしい選手とも言えます。

 

 

全ての能力を兼ね備えた選手
過去にはさまざまなスーパースターがいましたが、その中にはこれまで出たフォワードに必要な能力全てを兼ね備えた選手がいました。それがブラジルのスターだったロナウドです。今現役の選手が子どもの頃に憧れた人も多いです。

 

 

ロナウドは、バルセロナ、インテル、レアルマドリードなどビッグクラブで活躍しました。身長は183cmで、ポストプレーができて、ディフェンダーを置き去りにするスピードがあり、ドリブルの技術も高く、裏へ抜け出すポジショニングも抜群、シュートも正確で、まさに全てを兼ね備えたプレイヤーでした。

 

ロナウドの全盛期は、バルセロナにいた頃です。スペインリーグで37試合、34ゴールで得点王になりました。この頃は誰も止められなかったです。当時のバルセロナ監督が、記者から攻撃の戦術がないと批判されたら、「戦術はロナウドだ」と答えていました。それほどすごい選手でした。

 

その後インテルに移籍したのですが、靭帯断裂という大ケガで、2年弱もの間ピッチから離れていました。スピードが速すぎて、体がついていかなかったと言われていました。そして長いリハビリから復帰した2002年の日韓ワールドカップで得点王になり、再び輝きました。

 

ブラジル代表も優勝して、偉大な選手の仲間入りを果たしました。ちなみにワールドカップの通算得点ランキングで歴代2位にいます。現在のロナウドは太りすぎて、当時の面影はありませんが、全盛期を知っている頃は、歴代最高のストライカーだと言う人もいます。才能に恵まれるというのは、すごいことです。

 

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