センターバック(DF)
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センターバック(DF)

 

チームの中でも守備を担当するのがディフェンダーです。その中で中央に位置するのが、センターバックになります。ディフェンダーの人数はチームによって異なりますが、一般的には4人が一番多いです。これを4バックと言います。3人だと3バック、5人だと5バックです。

4バックだと中央にいる2人が、センターバックになります。もし3バックの場合だと、センターバックは3人です。4バックはなぜ2人かというと、両サイドにサイドバックがいるからです。3バックの場合は、サイドバックがいない形態になります。

 

4バックが一番多いのは、相手のフォワードの人数に対して、多くないといけないからです。ディフェンダーが4人いると、相手が1トップ、2トップ、3トップのどれでも上手く対応することができます。

 

わざわざ試合ごとにディフェンダーを変えなくてもいいため、バランスの良さが一番のメリットです。またディフェンダーは連携が大事になるため、試合途中の交代は攻撃選手に比べると少ないです。

 

センターバックはフィールドプレーヤーの中で、一番後方に位置しているため、ここで攻撃を止めないと後ろにはゴールキーパーしかいません。いくら手を使えるからと言っても、相手に自由なプレーをさせては、簡単にゴールを決められてしまいます。そのためセンターバックは、守備を第一に考える必要があります。チームの守備の要と言っても過言ではありません。

 

まず相手からボールを奪う能力が欠かせません。スライディングだと、直接ボールにいかないとファウルになってしまうため、高度な技術が求められます。ペナルティエリア内でファウルを取られると、PKになってしまうからです。

 

またコーナーキックやフリーキックなどのセットプレーは、センターバックを中心にして守りきらなければなりません。特に重要なのが、空中戦です。相手のロングパスをヘディングで弾き返さなければなりません。それはセットプレーだけでなく、サイドからのセンタリングも同様です。

 

しかし相手もチャンスには、ヘディングをしようとするため体の競り合いが行われます。そのためセンターバックは当たりの強さも重要です。特に身長が高い選手や体が大きい選手が多いのはそのためです。

 

世界的なセンターバックをみると、スペインのジェラール・ピケは193cm、ドイツのボアテングは192cm、ポルトガルのぺぺは188cmもあります。この高さの選手と競り合って勝てるフォワードは、そう多くありません。

 

このような身長が高くて、ヘディングが強いセンターバックは、得点チャンスのセットプレーのときに、前線に上がることもあります。基本は守備を主に行うのですが、このように一部攻撃参加をすることもあります。

 

 

身長が低いセンターバックもいる
センターバックは大柄な選手が多いですが、必ずしも身長が高いわけではありません。例えば世界トップクラスのセンターバックだったカンナバーロは、176cmしかありませんでした。一流のセンターバックで、180cmがないのは珍しいことです。ちなみに元日本代表の宮本恒靖も176cmしかありませんでした。

 

競り合いが多いセンターバックで、なぜ身長が低くても務まるのかというと、カバーリング能力が高いからです。試合の状況を読みながら、空いたスペースにカバーに入ることで、相手の攻撃の芽を摘むことができます。

 

例えば攻撃に行ったサイドバックの空いたスペースなどは、相手から狙われやすいです。サイドバックが守備に戻るまで時間がかかるため、センターバックによるサイドへのカバーリングは重要になります。そこにボール奪取力も高ければ、最高のディフェンダーになります。このようにセンターバックには、さまざまな仕事があります。

 

ボール奪取だけでなく、オフサイドラインのコントロールもセンターバックの重要な仕事です。相手のフォワードの動きに合わせて、ラインの上げ下げを行います。これはディフェンダー全員の息が合わないと上手くいきません。

 

そのためそれぞれが感覚でやるよりも、一人のディフェンスリーダーが号令をかけて行う方が、上手くいきます。そのラインの上げ下げに宮本恒靖は長けていました。つまり体だけでなく、頭を使ったディフェンスが重要になります。

 

ちなみにカンナバーロは、身長が低くても、フィジカルが強くジャンプ力も抜群だったため、ヘディングなどの空中戦には強かったです。当たり負けしない強靭な体だったため、フィジカルで劣ることはありませんでした。このように世界で戦うセンターバックは、何か武器を持っています。

 

最近ではディフェンダーであっても、攻撃の組み立てのために、パスなどの足元の技術が求められています。もちろん守備力があることが前提ですが、守備力だけでは足りない時代になりました。

 

日本代表の森重真人選手は、足元が上手いセンターバックの一人です。日本代表では一時期ボランチでも起用されたこともあります。日本代表でコンビを組む、もう一人のセンターバックの吉田麻也選手は、身長が189cmと大柄な選手のため、チームのセットプレーでは、前線に上がるほど空中戦に強いです。センターバックは2人が違うタイプだと、いいバランスになります。

 

 

特殊なポジション
ディフェンダーの中でも少し下がり気味で、相手の攻撃を止める守備の職人のことをスウィーパーと言います。センターバックよりもさらに後方にいて、守備のことだけを考えています。しかし最近はあまり見かけないポジションです。

 

このスウィーパーから派生したポジションで、リベロがあります。スウィーパーは守備専門ですが、同じポジションにいながら、攻撃にも参加するのがリベロです。守備も攻撃も参加するため、自由なポジションだと言えます。

 

時にはオーバーラップで攻撃を仕掛けたり、中盤でボールコントロールをしたりなど、
様々な能力を備えた選手がリベロを行います。もちろん守備もきっちり行うため、ボール奪取力にも優れてないといけません。

 

このリベロは、ドイツの名選手だったベッケンバウアーが生み出したポジションです。さまざまな分野で高い能力を持つベッケンバウアーだからこそ、できるポジションです。1974年に西ドイツとしてワールドカップを制覇していますが、その力は伊達ではありません。ちなみに現在では長谷部選手もドイツの所属チームでは、リベロとして活躍しています。

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