リーグ戦とトーナメント戦
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リーグ戦とトーナメント戦

 

プロのサッカーを観る上で重要なことが、開催方式を理解することです。公式戦には大きく分けて2つの開催方式があります。一つがリーグ戦、もう一つがトーナメント戦です。場合によっては、両方を用いられる大会もあります。

 

これは世界的に見ても同じなのですが、わかりやすく日本を例にして説明していきます。まず日本のプロサッカーと言えばJリーグが挙げられます。Jリーグの開催方式は、総当たりによるリーグ戦になります。J1だと18チームあるのですが、自分以外の17チームと1年間かけて試合をしていきます。

 

サッカーではホーム&アウェイ方式になるため、17チーム×2で34試合行うことになります。そして勝ち点を積み上げて、34試合終わった時点で、一番多い勝ち点のチームがJリーグ優勝となります。勝ち点は90分試合をして勝てば、勝ち点3がもらえます。引き分けは1で、負ければ0です。

 

リーグ戦の特徴は、長い期間をかけて試合を行っていくため、本当に実力のあるチームが優勝することになります。サッカーは実力差があっても、必ずしも勝てるとは限らないスポーツです。そのため実力で劣っていても、勝てるチャンスはあります。

 

しかし1試合だけ格上のチームに偶然勝てたとしても、その後も同じように勝ち続けることは難しいです。そのためリーグ戦ではチームとしての本当の実力が試されます。またシーズン中に選手がケガをすることもあるため、チームの層の厚さが問われます。

 

またシーズン終盤だと、優勝を狙っているクラブは勝ち点を確実に取りにいくため、場合によっては引き分け狙いの戦い方をするチームもあります。あくまでも最終目的は優勝するためなので、そこに向けた戦い方をしていきます。

 

 

 

 

トーナメント戦は波乱が起こる
一方のトーナメント戦は試合を一回だけ戦って勝敗を決めるため、負ければそこで終わりの戦いです。野球の甲子園やインターハイなどは参加チームも多いため、トータルの試合数が少なくなるトーナメントで行っています。

 

Jリーグというとリーグ戦のイメージですが、毎年リーグ戦とは別にJリーグカップ(ルヴァンカップ)も開催されます。Jリーグカップは、グループステージ(リーグ戦)とノックアウトステージ(トーナメント戦)の両方を行います。最初はリーグ戦を行い、勝ち上がったチームで最後トーナメント戦により優勝を決定します。

 

リーグ戦→トーナメント戦の大会はワールドカップ、アジアカップなどの国際大会も同じで方式です。まずリーグ戦で実力があるチームが勝ち残り、トーナメント戦で負ければ終わりの真剣勝負になるため、両方の戦い方を楽しむことができます。

 

JリーグもJリーグカップもプロ選手の戦いですが、プロ・アマ問わず日本のクラブチームが参加する大会が毎年開催されます。それが天皇杯です。決勝戦は毎年元日に行われることで有名ですが、日本サッカー界で歴史ある大会で、完全なトーナメント戦になります。

 

アマチュアクラブは都道府県ごとにある天皇杯予選からトーナメントで勝ち上がっていくことになります。そして各都道府県ごとに1チームだけ本戦出場することができます。予選も本戦もトーナメントになるため、負ければそこで終了の戦いです。

 

トーナメントの面白さは、一回で勝敗が決まるため、波乱が起きやすいところにあります。10回やって9回は勝てる実力差があっても、その試合が負ける1回になる可能性があります。天皇杯はたいていプロクラブが勝ち上がります。それは当然と言えばそうかもしれません。しかしごく稀にアマチュアクラブがプロに勝つこともあります。

 

2003年には、天皇杯3回戦でJリーグの横浜Fマリノスと千葉県予選を勝ち上がった市立船橋高校が対戦して、2-2引き分けでPK戦までいったことがありました。結果は惜しくも高校生が負けてしまいましたが、プロを追い込んだということで当時話題にもなりました。

 

現在の天皇杯では高校生はもう出場しないので、プロVS高校生の戦いを見ることはできないのですが、現在でもJ2、J3などの格下のクラブが、格上のJ1クラブを倒すジャイアントキリングが起こりやすい大会です。この波乱が起こりやすいことが、トーナメント戦の一番の魅力だと言えます。

 

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