さまざまなパスの種類
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さまざまなパスの種類

 

サッカーは11人でやるスポーツなので、一人でボールを相手ゴール前まで持って行って、そのまま得点を決めれるほどサッカーは簡単ではありません。その前に必ずディフェンダーにボールを取られてしまいます。かといって遠くからシュートを打っても、簡単にキーパーに止められるだけです。

 

そこで相手のゴール前まで、味方とパスをつないで運んでいくことになります。パスとは味方にボールを渡すだけですが、サッカーではさまざまな種類のパスがあります。それを覚えることで、サッカーに対する理解も深まってきます。ここではさまざまな種類のパスを説明します。

 

 

1.ショートパスとロングフィード
一番基本となるパスがショートパスです。選手から近くにいる選手へと、ゴロのボールを渡すことを言います。パスをつながないとフィールドプレイヤーが10人もいる相手を崩して、ゴールを決めることはかなり難しいです。


世界的な名門クラブのバルセロナでは「フィールドではボールが一番早い」や「ボールは疲れない」などの格言もあります。つまり人がどれだけ早く動いたとしても、ボールの早さにはついていけないため、素早いパス回しは有効だということです。

 

パスは基本的に近くの人に渡すものですが、遠くにいる味方に渡したいときもあります。そのときには思いきり蹴ったパスを出すこともあります。それをロングパスと言います。また後方から一気に前線へ送るロングパスをロングフィードとも言います。

 

このロングパスもサッカーでは頻繁に使われます。守備をしていてボールを奪ったら、相手が陣形を立て直す前にすぐに攻めたいときがあります(これをカウンターアタックと言います)。そのときには前線に味方が走って、そこへ一気にロングパスを送ることがあります。

 

その他ロングパスには、サイドチェンジもあります。左から攻めていると、相手も左側に寄ってきます。そしてあまりにも左側に相手の選手が集まってしまった場合、その中でパスを回しながら相手を崩すのが難しくなり攻めにくくなります。

そんなときには左から右へ一気にロングパスを送るときもあります。これがサイドチェンジです。攻めるサイドを一気に変えることで、相手が手薄なところを攻めることができます。これもサッカーでは有効な手段です。

 

また反対サイドにロングパスを出せば、相手はポジショニングを修正しなければなりません。ボールがないサイドは守備が手薄になっているため、素早く反対サイドの守備を整えなければなりません。

 

ボールの方がスピードが早いため、攻撃される前に急ぐ必要があります。ただしサイドチェンジは途中でカットされてしまうと、カウンターを受けてしまうリスクもあります。

 

世界レベルのサイドチェンジだと、低い弾道の早いロングパスになります。山なりのパスだと、サイドチェンジするまで時間がかかるため、守備も整いやすいです。こういったところにレベルの差が出てきます。

 

 

 

 

2.縦パスと横パス
ショートパスとロングパスは長さで分かれていました。違う方法で分けることもできます。それが縦パスと横パスです。これはパスの長さは問わず、向きが縦なのか横なのかで判別していきます。

 

縦パスは自分よりも前に出すため、相手に取られる可能性は高くなります。しかしボールを前に進めなければ、相手のゴールには近づかないため縦パスは必須です。ただ縦パスだけだと相手に読まれてしまうため、自分よりも横にいる味方に出す横パスも必要です。

 

横パスは縦パスに比べて相手に取られるリスクは少ないです。しかし横にパスをしているだけでは、相手のゴールに近づいていきません。サッカーでは縦パスと横パスを組み合わせていくことで、相手のゴールに近づいていきます。

 

 

3.スルーパス
ショートパスは味方のいる位置にそのままパスを出します。しかし味方が走っている場合、同じ位置に出すと味方はパスを受けるために止まらなければなりません。そこでわざと味方の少し前にパスを出すことで、効率よく受けることができます。このパスをスルーパスと言います。

自分が攻めているときに誰もいないスペースが、相手のゴール前にできるときがあります。そのときにはその空いたスペースにスルーパスを出して、パスを出すタイミングで味方選手が走り込むと、フリーでボールを受けることができます。

 

このように空いたスペースに味方が飛び出すプレーをしたいときに、スルーパスはよく使われます。特にフォワードの裏を取る動きには欠かせません。状況に応じて、通常のショートパスやロングパスを使い分けることが重要です。

 

 

4.バックパス
自分よりも後ろにいる味方にパスを出すことをバックパスと言います。サッカーでは特にフィールドプレイヤーからゴールキーパーへのパスのことを指します。ディフェンダーがボールをキープしているときに、相手チームからのプレッシャーが激しいことがあります。そのときには一旦ディフェンダーの後ろにいるゴールキーパーにボールを渡して、再度立て直していきます。

 

バックパスで注意しなければならないのが、キーパーは手を使ってはいけないことです。味方からのパスには、例えペナルティエリア内にいても手を使えません。そのためバックパスに対してキーパーは、足で対応する必要があります。もし手を使うと反則を取られます。

 

ただし味方からのボール全てに、手を使えないわけではありません。バックパスで手を使えないのは、味方からの足で出したパスのみです。つまり同じパスでも、頭や胸でキーパーにパスをした場合は手を使えます。

 

また味方の足から出たボールでも、パスではなくただ触れてしまっただけなら、手を使っても大丈夫です。味方からの足を使った、はっきりとした意思のあるパスのみ手を使うことができません。

 

 

5.壁パス
ボールを持った選手が味方にパスを出し、そのまま前に走り抜けて、リターンパスをもらうことを壁パスと言います。これはパスの受け手を壁に見立てて、壁パスと言われます。またサッカーでは別名ワンツーやパス&ゴーとも言います。

 

壁パスに限らずパスを出したら、次のプレーを予測して、空いたスペースに走らなければなりません。パスを出してその場に留まっていては、相手を崩せません。ボールを持っていないときに、空いたスペースに走り込むことで、ディフェンダーが対応に苦しみます。

 

またパスを出して、その後結果的にパスをもらえなくても、ディフェンダーを引きつけることができます。パスを出したら走る、これがサッカーでの攻撃の基本となります。

 

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