日本代表

なぜ日本代表では海外組がいたりいなかったりするの?

2000年代の日本代表は、多くのJリーガーがいる中に数人の海外クラブ所属選手がいました。

ところが2010年代に入ると多くの選手が海外に移籍し、今では日本代表の大多数が海外クラブ所属選手となりました。

そして日本代表では海外クラブ所属選手のことを海外組、Jリーグ所属選手のことを国内組と呼び方を分けることがあります。

ところが試合によっては海外組がいない(もしくは少ない)ことがあります。

そこで今回は、なぜ日本代表の試合なのに海外組がいたりいなかったりするのかについて説明していきます!

パンダモくん
パンダモくん
もはや海外組がいなければ日本代表は成り立たない!

公式試合はクラブチームが招集を拒否できない

まず日本代表には、大きく分けて2つの試合があります。

  1. 公式試合
  2. 親善試合

この2つの試合の詳細については以下の記事をご覧ください。

日本代表が行う試合にはどういうものがあるの?日本代表の試合はJリーグなどとは違っていつもあるわけではありません。 あるときたまたまテレビをつけてみたら、『日本代表の試合やって...

このうち公式試合というのは主にワールドカップ、アジアカップ、その予選などのことです。

そしてこの公式試合に関しては、日本代表として招集したいと思う選手がいれば必ず招集できることになっています。

つまりクラブチームにはその招集を断る権利がありません。

これは国際サッカー連盟(FIFA)が定めるルールによって決められています。

パンダモくん
パンダモくん
公式試合にはどの国もベストメンバーを組めるように配慮されているんだ!

もしベストメンバーを組めないまま、ワールドカップ出場ができなかったら日本もたまったものではないですからね!

ですので公式試合では海外組が中心でメンバー構成が行われることになります。

海外組を呼べない公式試合とは?

公式試合は海外組の招集が可能とはいっても、一部自由に招集できない例外も存在します。

その一つが2019年6月に開催されたコパアメリカです。

コパアメリカとは・・・南米サッカー連盟が主催する南米の国でNo.1を決める大会

日本はアジアに所属しているため、南米No.1を決めるコパアメリカに出場するのはそもそもおかしな話です。

しかし南米は参加国が少ない(10カ国)ため、毎回2カ国を他の地域から招待して参加させています。

その招待国として2019年に日本が参加したというわけです。

パンダモくん
パンダモくん
コパアメリカは、あのブラジルやアルゼンチンが本気を出してくるすごい大会なんだ!

ところがコパアメリカは公式試合であるにもかかわらず、2019年の日本代表はベストメンバーを組むことができませんでした。

なぜなら位置付けが招待国であったために、多くの海外クラブチームから選手の招集を拒否されてしまったのです。

海外クラブチームの心の声「招待国の日本なんかに大事な私たちの選手を出してケガでもされたら困る!」

もちろんコパアメリカに直接関係しているブラジルやアルゼンチンはベストメンバーを組めることができます。

しかし招待された日本は組めなかったために、これまで代表に呼ばれていなかった久保建英選手などが呼ばれて話題になりました。

パンダモくん
パンダモくん
ちなみに久保選手はその後も代表に呼ばれ続けているよ!チャンスをものにするってすごいね!

コパアメリカ以外には、オリンピックも公式戦であるにもかかわらず海外組の招集が困難になっています。

なぜならクラブチームには選手派遣を拒否する権利があるため、日本サッカー協会だけの判断では招集できないからです。

そもそもオリンピックは出場できるのが23歳以下と年齢制限があり、24歳以上は3人だけオーバーエイジ枠として出場可能です。

最近に日本代表では23歳以下でも海外クラブで活躍する選手が出てきています。

2020年東京オリンピックに久保選手をはじめとする海外組が多く出場するためには、日本代表の交渉が大きなカギを握ることになりそうです。

  • 公式試合は基本的に各国ベストメンバーを組むことができる
  • しかしオリンピックや招待国としての参加であれば海外組を招集できるとは限らない
  • クラブチームが出場を認めれば、その選手はどんな試合でも代表に参加することができる

国際Aマッチデーがあると海外組が呼ばれる

公式試合は基本的に海外組を自由に招集することができます。

では親善試合はどうなのでしょうか?

結論をいうと、親善試合は海外組を招集できたりできなかったりします。

その基準となるのがFIFAが定める国際Aマッチデーです。

国際Aマッチデーとは・・・各国ベストメンバーが試合が組みやすいようにFIFAが親善試合を奨励する日

どの国も公式試合を戦う前に、ベストメンバーで選手の実力を試したいと思っています。

しかし国ごとにバラバラに親善試合を組もうとしていては、タイミングが合わずにベストメンバーも招集することが難しくなってしまいます。

そこでFIFAが年に数日を国際Aマッチデーとして、世界中で一斉に親善試合を行う日を設けています。

国際Aマッチデーは、親善試合であってもクラブチームが選手の招集を拒否することができません。

パンダモくん
パンダモくん
国際Aマッチデーは必ずベストメンバーが揃うんだよ!

しかしときに日本代表も国際Aマッチデー以外に親善試合を組むこともあります。

そのときには海外のクラブチームに拒否権があるため、主にJリーグの選手が主体でメンバーが組まれます。

親善試合で海外組が招集されるかどうかは、国際Aマッチデーを基準に考えるとわかりやすいです。

  • 国際Aマッチデーであれば親善試合でも海外組を招集できる
  • しかし日本代表が独自に設定した親善試合であれば海外組の招集が限られる