選手移籍に関してのルール
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選手移籍に関してのルール

 

各チームは毎年新しく選手を補強することで、強くしていきます。新人も数名入団するのですが、多くの選手は即戦力にはなりません。そのため即戦力を求めるのであれば、他のチームで活躍している選手を獲得することが一般的です。

 

また退団や引退する選手も毎年いるため、その選手が抜けたポジションの補強も必要になってきます。そう考えると、1年間で1人も補強しないチームはまずありません。このような選手の移籍にはルールがあり、それに則って行われます。

 

まず獲得したいと考えている選手の契約状況が問題になってきます。通常、選手はチームと契約を結んでいるのですが、もしまだ契約が残っている段階で獲得したければ、先に所属チームと獲得交渉をしなければなりません。

 

そのときに必要になるのが移籍金です。所属チームに対して、獲得したいチームは移籍金を支払わないといけません。この移籍金の額は所属チームが決めることになりますが、選手の相場によって目安はあります。ちなみにJリーグのトッププレーヤーだと、数億円の移籍金が発生することもあります。

また獲得チームと所属チームが交渉して、移籍金も決まって成立しても、選手本人が移籍したくなければ、拒否することができます。つまり獲得チーム、所属チーム、選手の三方が一致して初めて移籍が成立することになるのです。

 

 

選手の獲得できる時期
Jリーグでは選手と交渉することはいつでもできるのですが、登録をする期間が決まっています。選手を獲得しても登録しなければ、試合で起用することができないため、実際には獲得できる期間が決まっていると言えます。

 

Jリーグの選手登録期間は年に2回あります。年明けから春にかけてが1回目、夏に2回目があります。2017年だと第1登録期間が1月6日から3月31日まで、第2登録期間が7月21日から8月18日までとなっています。

 

これは見ての通り第1登録期間の方が、長く設定されています。チームの戦力補強は、シーズン開幕前に新しい選手を獲得して、開幕から新選手を起用することが多いです。シーズン前の方が、キャンプがあったりと準備期間が長いため、新加入選手もチームに溶け込みやすいと言えます。

 

ではなぜ第2登録期間があるのかというと、シーズンは長いため主力選手のケガなどにより、長期離脱もあり得ます。そういったときのために、第2登録期間を設けています。ただしシーズンも折り返し地点のため、シーズン途中での移籍は少ないのが現状です。

 

選手の補強もシーズン前に行うため、さらに予算を組んで行うことはありません。そのためチームを強くするよりも、弱点や人員不足を補ったりすることが多いです。シーズン中の選手獲得が全くできないと困るため、第2登録期間を設けています。

 

つまり1年間好きなときに交渉することはできますが、登録期間が決まっているため、そのまま試合に起用できるわけではありません。選手獲得のタイミングは慎重に考える必要があります。

 

 

完全移籍とレンタル移籍
移籍には完全移籍とレンタル移籍の2種類あります。この2つの違いは、選手の籍がどこのチームにあるのかです。完全移籍であれば、選手は籍ごと他チームへ移籍することになります。獲得したチームも、自チームの選手として迎え入れることになります。

 

ただし完全移籍だと場合によっては、移籍金が必要になってきます。所属チームとの契約が残っている選手を、無理やり獲得しようとするわけですから、獲得するときには移籍金を支払わなければなりません。

 

もう一方のレンタル移籍は、籍は元のチームに残したまま、期間限定で選手が移籍することを言います。移籍期間は1年間が多いです。レンタル移籍の場合、期間が終了すると元のチームに戻ることになります。そのため移籍金は発生しません。

 

完全移籍とレンタル移籍の2種類を、各チームは使い分けています。資金力のある強豪チームだとお金を払って、他チームから完全移籍で獲得することが多いです。しかし中小クラブだと移籍金を支払う余裕がないため、レンタル移籍での補強がメインとなります。

 

よくあるのが、J1の若手選手がJ2やJ3などの下のカテゴリーにレンタル移籍をすることです。J2やJ3は補強するお金がないのですが、昇格に向けてチームを強くしたいと考えています。J1の若手選手にとっても、試合に出場できる選手数が決まっているため、なかなか試合に出られません。

 

そこで若手選手の出場機会を確保するために、武者修行として下のカテゴリーにレンタル移籍をします。そして1年間で試合経験を多く積み、選手として成長して所属チームに戻っていくのです。こうすることで、強豪チームも中小チームもWIN-WINの関係で成り立っています。

 

 

移籍金が発生しにくいJリーグ
選手が移籍するときには、移籍金が発生するとお話しましたが、発生しないこともあります。それは選手とチームとの契約が満了したときです。いったんチームと契約が終了すれば、選手は移籍金なしで自由にチームを選ぶことができます。これがJリーグではとても多いです。

 

移籍金はクラブ経営でとても重要なお金になります。数千万円でもあるだけで、チームがかなり潤います。海外のクラブだと、選手を育てて売って得た移籍金で、経営を成り立たせているところもあるくらいです。

 

ただJリーグの場合は、選手との契約が1年間のところが多いです。そのためシーズン終了後には契約が切れるため、移籍金なしでチームを去ってしまいます。もちろん日本人には義理があるため、選手は簡単には移籍しません。しかしヨーロッパからのオファーであれば話は別です。

 

最近Jリーグからヨーロッパに移籍する選手が多いですが、大半は移籍金ゼロです。ちなみに清武弘嗣選手が最初ドイツへ移籍したときには、移籍金1億円が所属していたセレッソ大阪に支払われました。育ててくれたチームへの恩として、移籍金を残す選手もいます。

 

ヨーロッパだと移籍金ゼロで選手を放出することを避けるため、ほとんどが選手と複数年契約になっています。そして契約が切れる前に、次の契約交渉をしています。それだと常に契約状態にあるため、獲得チームが現れても、移籍金を請求できます。

 

しかし複数年契約だと、活躍しない選手にも年俸を保証することになり、小さなJリーグのチームでは現実的に難しいです。そうなると必然的に、移籍金ゼロで選手は退団することになります。複数年契約など、Jリーグでももう少し選手の待遇が良くなれば、移籍金が発生するようになるかもしれません。

 

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