Jリーグ中継(DAZNとスカパー)
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Jリーグ中継(DAZNとスカパー)

 

Jリーグを見ようと思ったら、スタジアムで観戦するか、スマホなどで外で見ることができます。この外で見ることに対して、2017年は変革の年になりました。これまでJリーグ中継といえばスカパーでした。約3,000円のJリーグパックに加入すれば、J1とJ2の全試合を生中継で見ることができました。

 

2007年からJリーグの全試合を放送してきたスカパーですが、2017年からはDAZN(ダゾーン)がJリーグの放映権を獲得しました。それによりスカパーは、Jリーグから完全に撤退せざるを得なくなってしまいました。

 

現在Jリーグのテレビ中継は、地上波ではほとんどなく、ときどきNHKが放送しているくらいです。そのためJリーグの試合を見たいコアなファンは、スカパーに加入していました。長くJリーグを支えていたため、多くの人の中に、Jリーグ中継=スカパーのイメージがありました。

 

それがイギリスの動画配信大手のパフォームグループが経営しているDAZNによって、放映権が完全に移りました。2016年から新たにサービスを開始したDAZNは、スマホやタブレットでアプリをダウンロードすれば、月額1,750円でさまざまなコンテンツが見放題になります。

 

JリーグとDAZNの契約が成立した後も、スカパーはDAZNと交渉してJリーグの放映権を獲得しようとしたのですが、交渉がまとまらず完全撤退しなければならなくなったのです。

 

DAZNとの契約には、ポイントが2点あります。まず一つ目が、莫大な契約金額で放映権を獲得したことです。これまでスカパーがJリーグに支払っていた放映権料は、年間で50億円になります。しかしDAZNは年間210億円で、しかも10年契約を結びました。

 

この破格の金額が日本中を驚かせました。なぜならスカパーは、Jリーグセットを販売していたのですが、利益はほとんど出ていなかったのです。スカパーは約3,000円でも儲けがなかったのに、DAZNは月額1,750円(税別)とかなり安いのです。しかもDAZNはNTTdocomoと提携したため、docomo契約者であれば、月額980円で同じサービスが受けられます。

また月額1,750円(税別)で、他のスポーツも見ることができます。サッカーだとドイツリーグ、イタリアセリエAなど、野球のメジャーリーグ、バスケットのNBA、F1、テニス、Vリーグなど全て見放題になり、スカパーよりもかなりお得になります。これで採算が取れるのかは、誰しもが疑問に思っています。

 

二つ目がネット配信によりどこでも見れることです。DAZNはスマホやタブレットなどで、ネット環境があればどこでも見れます。家の中だけでなく、車の中でも、外でも、スタジアムで試合を観ながらでも、スマホで試合を見ることもできます。

 

またJ1の試合でカメラも6台から9台に増やすことになり、これにより試合がより迫力ある映像になります。これまでは試合中継の映像は、スカパーが制作していたのですが、2017年からはJリーグが制作することになり、DAZNは放映権だけを持つようになります。

 

DAZNはどこでも見れますが、デメリットとしてはテレビでは見にくいことがあります。amazonのFire TV Stickなどがあればテレビでも見ることはできますが、問題なのは画質です。スマホなどの小さい画面だと問題ないのですが、テレビサイズに引き伸ばすと、画質が劣ることは否めません。

 

スカパーだと衛星放送のため、テレビでもキレイな画質で見ることができました。それに慣れているサポーターが、ネット配信の画質に我慢できるのかは難しいところです。しかも録画ができないことが残念です。配信された試合はいつでも見ることはできますが、期間を過ぎると見れなくなってしまいます。

 

また多くのユーザーがアクセスすれば、DAZNのサーバーに大きな負担がかかります。そうすると試合がスムーズに見れなくなってしまうため、そこが心配どころではあります。実際に2017年開幕戦で、試合が始まっても全く見ることができないと、苦情が殺到しました。しかしそれも現在では大幅に改善されており、ネット環境が整えばスムーズな視聴が可能になっています。

 

 

Jリーグがなくなったスカパーの今後
2016年でJリーグ中継から完全に撤退したスカパーは、9月末から12月末の3ヶ月間で、契約者数の3%が減少しました。これはJリーグ中継がなくなったことが大きく影響しています。しかしスカパーはサッカーを放送することは辞めません。

Jリーグがあった頃は、Jリーグと欧州サッカーは別のセットでした。しかしJリーグがなくなったことで、新しいサッカーセットができました。

 

Jリーグがなくなったのですが、ルヴァンカップ(Jリーグカップ)と天皇杯の放送権は取得したため、さらにヨーロッパサッカーのUEFAチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグ、イタリアのセリエAを加えたサッカーセットになりました。

 

さらに2018-19シーズンからはUFFAチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグもDAZNに放映権を取られたため、ブンデスリーガの独占配信を含むセットとなっています。料金は月額2,759円(税別)です。

 

Jリーグは開幕直後こそ熱狂したのですが、その後下火になりました。その頃から支えたのがスカパーだったのです。地上波で放送しなくなったのですが、全試合生中継していたスカパーの存在を忘れてはなりません。

 

しかしテレビからネットに移行している世の中の流れは誰にも止められません。それを考えると、スカパーからDAZNに変わったのも、必然な流れだったのかも知れません。

 

DAZNによって安くJリーグが見れて、どこでも見れるようになるため、これまでJリーグを見たことがなかった人も見れるようになります。これにより、裾野が広がることに期待しています。

 

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