Jリーグのベストメンバー規定
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Jリーグのベストメンバー規定

 

Jリーグの試合を見に行って、お目当ての選手が出場していないと残念に思います。そこでJリーグでは、ベストメンバー規定を設けています。試合ではベストな選手を使うようにするものです。せっかく試合を見にいっても、主力選手が誰もいない2軍チームでは、ファンは損した気分になってしまいます。

 

J1での規定では、プロA契約選手と外国人を合わせて6名以上をスタメンで起用する必要があります。これはJリーグだけでなく、Jリーグカップでの規定となります。トップチームの選手はたいていA契約を結んでいますが、入団3年目までの選手はC契約が一般的です。

 

そのためJリーグカップなどで、主力選手を休ませるために、スタメン11人全員を若手選手に変えることは、できないことになります。ちなみに天皇杯ではベストメンバー規定があるものの、罰則がないため、Jリーグに比べて若手選手中心で試合が行われます。

 

Jリーグも試合数が多いため、主力選手に疲労が溜まっていて、起用したくないときもあります。またチームとしては、若手選手の出場機会を増やしたいとの考えもあります。観客やスポンサーを考慮しているとはいえ、そういうときは、ベストメンバー規定が障害にならないとは言い切れません。

 

またベストメンバー規定は、八百長防止でもあります。サッカーには勝敗を予想する、サッカーくじtotoがあるため、わざと負けるようなことがあってはなりません。選手はわざとではなくても、若い選手中心にメンバーを組めば、負けるに決まってます。それを防ぐ狙いもあります。

 

 

同じJリーグでもJ2とJ3は、規定の内容が異なります。直近のリーグ戦5試合のうち、1試合以上スタメンで起用した選手を、6名以上含まなければならないと定められています。これはJ2とJ3が、J1と同じ規定にすると、A契約の選手がそもそも少ないため、成り立たなくなります。

 

もともとはJ1の規定も、現在のJ2やJ3と同じ規定でしたが、2014年から新しく変わりました。以前のルールだと、ターンオーバー制はできないことになります。Jリーグとしてはビッグクラブを作りたいと思っているため、ターンオーバー制ができるルールにはする必要がありました。

 

ターンオーバー制とは、選手を入れ替えながら試合をこなしていくことです。最初はヨーロッパで始まったのですが、ビッグクラブになるとリーグ戦、カップ戦、UEFAチャンピオンズリーグとあり、週末と水曜でほぼ毎週2試合こなすことになります。試合数が多いため、毎試合起用していては、選手に疲れが出てきてしまいます。

 

そこでビッグクラブでは、余分に戦力を集めて2チーム分作ります。その2チームを交互に試合に出場させることで、長いシーズンを乗り切ることをターンオーバー制と言います。最近では完全に2チーム分を作ることはないですが、試合ごとに選手を入れ替えながら行うことはよくあります。

 

しかしターンオーバー制にはデメリットもあり、チームの総年俸が高くなりすぎてしまいます。またスター選手をベンチに置くことになるため、常に試合に出場したい選手と監督が衝突があります。しかし長いシーズンを乗り切るためには、ターンオーバー制は必要です。

 

Jリーグでも強いチームは、リーグ戦だけでなく、カップ戦、天皇杯、AFCチャンピオンズリーグなどの大会で、どんどん勝ち上がっていくため、自然と年間での試合数も多くなっていきます。スタメン11人だけでは、やりくりが大変です。

 

Jリーグでもビッグクラブを作るのであれば、余分に戦力を確保しながら試合をこなすターンオーバー制は必要になってきます。その辺りは、ベストメンバー規定とのバランスが大事です。

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