FC今治の取り組み
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FC今治の取り組み

 

今日本で一番注目されているサッカーチームが、愛媛県にあるFC今治です。知る人ぞ知るチームなのですが、その理由は日本代表監督で、2回もワールドカップに出場している岡田武史さんがオーナーを務めるからです。

 


日本人の監督でワールドカップに出場しているのは、岡田武史さんしかいません。しかしこのFC今治は、監督ではなくオーナーとして関わっています。試合の采配を振るう監督は別にいます。

 

岡田さんは、日本でもトップクラスに入るほどの実績を持ち、名前も知られた有名な監督なので、Jリーグでの仕事も十分にあったはずです。実際に過去には、横浜Fマリノスやコンサドーレ札幌で監督をしたこともあります。

 

それがアマチュアチームであるFC今治のオーナーになると、2014年11月に突然の発表がありました。監督なら結果が出なければ解雇されて終わりですが、オーナーになるとチームの経営まで考えなければなりません。

 

またどんな状況でも逃げることができない立場です。就任したときには、FC今治は四国リーグにいました。四国リーグは、J3、JFLの下のカテゴリーになります。

 

2016年に全国から地域リーグ1位のクラブが集まった、全国地域サッカーチャンピオンズリーグで優勝したことで、アマチュア最高峰のJFLに昇格しました。2017年からはJFLで戦うことになります。将来的には、Jリーグも視野に入れているため、JFLで結果を残して、J3に加盟することが次の目標になります。


岡田武史さんはさまざまなメディアに登場しています。2015年からは、FC今治の1年間密着したドキュメンタリーが、スカパーで放送されました。いくらアマチュアチームとは言え、オーナーが有名な人だと、露出度が高くなります。

 

しかしだからと言って、クラブにお金があるわけではありません。スポンサーがいないと経営が成り立たないため、自分で探して回ったりしています。

 

岡田武史さんのインタビューによると、オーナー就任のきっかけは日本の型だったそうつます。日本サッカーには決まった型がありません。そこで、日本人が世界で勝つための型を作ろうとしたことがきっかけだったそうです。

 

Jリーグだとすでに完成されたチームのため、一度壊してゼロから作り上げないといけません。それは現実的には難しいことです。すると知り合いに、FC今治を持っている人がいて、関わろうとしたら、やるなら責任持ってオーナーとしてやりなさいと言われてオーナーとして始めたそうです。ですので出身が愛媛県というわけではありません。

 

JFLに昇格したFC今治ですが、今治市にサッカー専用スタジアムを建設して、2017年に完成します。J3に加盟するためには5,000人収容のホームスタジアムが必要なため、その規模になります。

 

また近くにはイオンモールも建設予定のため、エリア一帯を再開発することになります。FC今治はお金に余裕がないため、今治市から未整備の土地を無償で提供してもらいました。スタジアムが完成すると、目標のJリーグに向けて実感が湧いてくるのかもしれません。

 

 

岡田メソッド
FC今治オーナーに就任した段階で、どんなサッカーをするのかを、監督やコーチとともに話し合いながら考えました。基本となるプレーモデルを作って、それを今度はトレーニングに落とし込みます。このベースとなるモデルを岡田メソッドと言います。


トップチームから育成年代まで、同じメソッドで指導していくことで、それがあると監督が変わっても、選手が変わってもチームがブレません。実際にオーナーに就任してから、たった2年でJFL昇格などの結果が出ているのですから、すごいことです。

 

具体的には、守備の時間を減らすポゼッションサッカーになり、ボールを取られたら、すぐに奪い返したり、攻撃の時間が長ければ、攻められることはないとの考えです。このベースで作ったメソッドに、アイディアを出してどんどん発展していくことになります。

 

根本にある考えは、メソッドに選手を当てはめるのではなく、自分で考える選手になってほしいからです。就任したときに、10年後には日本代表を5人出したいと言っていました。地方の小さなチームから、日本代表が生まれたら、日本サッカーも全体の底上げになっていきます。

 

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