オリンピックも日本代表がある
Sponsored Link

オリンピックも日本代表がある

 

サッカーで世界一を決める大会が、ワールドカップになります。しかしスポーツの祭典であるオリンピックにもサッカーが正式種目になっています。日本もオリンピック出場が決まれば、日本代表を編成することになります。しかしオリンピックも世界的なスポーツイベントではありますが、ワールドカップと被ることはありません。

 

なぜならサッカーの世界一を決める大会は、ワールドカップだけで充分だということで、オリンピックの代表には年齢制限があるからです。オリンピックのサッカーは、出場できる選手が23歳以下と決められています。この年齢制限がワールドカップとオリンピックの違いになります。

 

オリンピックは、ワールドカップとは違う難しさがあります。予選を勝ち抜いた16ヶ国が参加するのですが、もし決勝戦まで行けば、最大で6試合になります。

 

ワールドカップの場合だと、32ヶ国が出場して最大7試合ありますが、開催期間は1ヶ月間です。しかしオリンピックは出場国が少ないため、開催期間が2週間程度しかありません。そのため日程がかなりタイトになり、選手の疲れが溜まりやすくなります。

 

さらにオリンピック代表は、18名しか選ばれません。ワールドカップだと23名のため、代表選手が5名少ないことになります。この5名の差はかなり大きいです。オリンピックは、日程がタイトな上に、選手の人数が少ないため、やりくりが大変になってきます。

 

またオリンピック予選だと23名選べるのですが、本大会だと18名になってしまうため、オリンピック予選を通過しても、本大会では出場できない選手が必ず出てきます。そのため日本のオリンピック出場が決定すれば、次は代表に選ばれるための選手同士の争いになってきます。

 

そしてオリンピックの最大の特徴は、オーバーエイジ枠があることです。出場する選手の年齢は、23歳以下と決められているのですが、本大会のみ3名だけ24歳以上を入れることができます。これがオーバーエイジ枠です。

 

つまり予選で23名から、本大会は18名に減り、さらにオーバーエイジ枠で3名入るため、23歳以下の選手は、実質15名になってしまいます。23名から15名しか選ばれないため、オリンピック代表になることは狭き門だと言えます。

 

 

オーバーエイジ枠は選考が難しい
3名だけ年齢を問わず選出できるオーバーエイジ枠ですが、誰にするのかは、かなり難しい判断になります。監督が好きな選手を連れて行ければいいのですが、オーバーエイジ枠だとそう簡単にはいきません。

 

23歳以下であれば、オリンピックに出場する資格があるため、クラブは招集拒否できないのですが、オーバーエイジ枠だとクラブは拒否ができてしまいます。つまり監督が代表に入って欲しいとお願いしても、クラブ側がダメだとなれば、招集は難しいのです。

 

オーバーエイジ枠は、助っ人としての意味合いもあるため、なるべく能力が高い選手を連れて行こうとします。そうすると、必然的に海外組から呼びたいとなってきます。しかしオリンピックは8月頃に開催されるため、ヨーロッパだとシーズン開幕前の大事な時期です。大切な選手を簡単に出してもいいとはなりません。

 

そこで毎回日本代表でも、さまざまな選手がオーバーエイジ枠のウワサになるのですが、結果的にどんどん候補が消えていきます。2016年のリオデジャネイロ大会でも、本田圭佑選手や長友佑都選手が、オーバーエイジ枠で出場したいと言っていましたが、結局は興梠選手、藤春選手、塩谷選手の国内組3人でした。なかなか海外組の選手を連れて行くのは難しいのです。

 

そんな中でも、2012年ロンドン大会では、吉田麻也選手がヨーロッパに所属しながら、オーバーエイジ枠に参加して、ベスト4進出に大きく貢献しました。メダルまではあと一歩のところで取れませんでしたが、近年では最高の結果でした。


ちなみに2016年リオデジャネイロ大会のブラジル代表は、バルセロナ所属のスーパースター、ネイマールをオーバーエイジ枠として招集しました。これだけの選手の派遣をよくバルセロナがOKしたと思ってしまいますが、これには事情があります。

 

まずネイマールの母国であるブラジルでオリンピックが開催されるということで、盛り上げるために出場するということです。国民的なスーパースターであるネイマールが出場するとなれば、サッカーも一層盛り上ります。

 

またオリンピック開催の直前には、南米No.1を決めるコパアメリカがありました。南米大陸にとっては、かなり大きな大会です。もちろんそこにもブラジルのフル代表として、ネイマールは招集されましたが、コパアメリカとオリンピックの両方に参加すると、シーズンオフの休みが全く取れないため、バルセロナがNGを出しました。

そこでネイマールは、コパアメリカを仕方なく欠場して、リオオリンピックに参加したのです。その結果ブラジルサッカー初のオリンピック金メダルを獲得できたので、結果よかったのではないでしょうか。このようにオーバーエイジ枠は、所属クラブとの駆け引きが行われているのです。

 

Sponsored Link