公式戦と親善試合
Sponsored Link

公式戦と親善試合

 

日本代表の試合には、公式戦と親善試合の2種類があります。公式戦というのはワールドカップはもちろん、ワールドカップのアジア予選なども公式戦になります。その他アジアNo.1を決めるアジアカップ、アジアカップ予選も全て公式戦に含まれます。

 

つまり公式戦とは大会や、大会に出場するための予選のことを言います。日本代表の活動は公式戦に勝つためにあります。その中でも一番の目的は、ワールドカップで結果を出すことです。ただし予選に勝たなければ、本大会にも出場すらできないため、公式戦全てが大事な試合になってきます。

 

一方の親善試合とは、公式戦とは違う練習試合のことを言います。日本代表では公式戦を行う前に合宿を行います。そこで戦術練習をしたり、コンディションの調整をしたりするのですが、本場前に練習試合も行いたいものです。そこで日本サッカー協会が、各国のサッカー協会と交渉して親善試合を取り付けることがあります。

 

公式戦では開催地がどこになるのかは、明確に決まっていますが、親善試合の場合、どちらのホームで行うのかは、そのときどきによって変わります。日本で行うときもあれば、ヨーロッパへ遠征に行って、強豪国と試合をするときもあります。

 

日本で開催される親善試合で多いのが、キリンカップです。これは日本サッカー協会のメインスポンサーであるキリンが行う大会になり、海外から2ヶ国、3ヶ国を呼んで開催されます。キリンカップという大会名はあるものの、公式戦ではありません。ただし優勝するとキリンの製品などがもらえるため、特典はあります。


ちなみにFIFAが世界の国の強さを順位付けしているFIFAランキングというものがありますが、FIFAランキングはポイント制になっていて、公式戦に勝つと、多くポイントがもらえるため、上位に行くことができます。親善試合だとポイントは少ないですがもらえるため、公式戦でも、親善試合でも勝つメリットは十分にあります。

 

 

国際Aマッチデー
公式戦では必ず、国内組と海外組を合わせたベストメンバーが選ばれます。しかし親善試合だと中には海外組がいなくて、国内組のみで戦うこともあります。それには国際Aマッチデーが関係しています。

 

これはFIFAが定めているもので、国際Aマッチとは代表チームの試合のことです。つまり代表チームでの試合を奨励する日を、国際Aマッチデーとして、年間に何日か決めています。通常は所属チームでの試合が忙しいため、簡単に代表戦は行えません。そのためFIFAが定めています。

 

この国際Aマッチデーには、所属チームは代表選手の招集を拒否できないルールがあります(ケガなどを除く)。そこでこの国際Aマッチデーに、日本代表の試合が行われれば、海外組を招集することができるのです。国際Aマッチデーには、日本だけでなく、世界のいたるところで代表戦が行われることになります。

 

ベストメンバーを組める試合は、年間でも限られているため、貴重なタイミングを逃すことがないように、日本サッカー協会はマッチメイクすることになります。ただしワールドカップ予選なども、国際Aマッチデーに行われるため、親善試合として行うことは、それほど多くありません。

 

2016年11月15日に、アジア予選のサウジアラビア戦を日本で行いました。その4日前の11月11日には、キリンチャレンジカップと言う名の親善試合があって、日本でオマーンと対戦しました。これも親善試合ですが、この11月のタイミングは、国際Aマッチデーだったため、海外組が参加していました。

 

日本代表としても、親善試合でもなるべくベストメンバーで行いたいものです。そのためには、国際Aマッチデーがいいタイミングとなります。11日のオマーン戦は行う必要はなかったのですが、仮想サウジアラビアとして親善試合を行いました。

 

反対に国際Aマッチデー以外で親善試合を行うときは、海外組を呼べないため、国内組だけで行うことになります。2015年8月に開催された東アジアカップでは、中国、韓国、北朝鮮とリーグ戦を行いました。このときも海外組は参加せず、Jリーグの選手だけで戦っていました。

 

最近の日本代表は国際Aマッチデーにしか、試合を組まないため、ほとんどが海外組を招集しています。そうなると、登録枠の半分は海外組になってしまうため、国内組の枠が半分になってしまいます。

 

しかし国内組だけで試合をすれば、普段は代表に入らない選手も招集することができます。実際に東アジアカップで結果を残して、その後も代表に呼ばれている選手も何名かいます。このような国内組だけの親善試合も、国内組にとってはチャンスが広がるため、大事なことだと言えます。

 

Sponsored Link