国内組と海外組
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国内組と海外組

 

日本代表ではよく国内組と海外組という言葉を聞きます。これは選手の所属チームがJリーグなのか、ヨーロッパなのかを表したものです。Jリーグが国内組、ヨーロッパが海外組となります。

 

日本人がヨーロッパのチームへ移籍するようになった2000年代から、日本代表を選ぶのは、国内組が良いのか、海外組が良いのかはずっと言われていることです。同じ日本人なので、分けて考える必要はないのですが、歴代の代表監督の招集する選手を見ると、海外でプレーしている選手が優遇されているように見えることもあります。

 

日本代表は、少ない枠を多くの選手が争うことになるため、誰かが優遇されていることはあってはなりません。ただしJリーグで結果を出している選手が、ヨーロッパのクラブに移籍することが多いため、選手としての能力が高いのは海外組になります。

 

また現在の代表監督であるハリルホジッチも言っていますが、ヨーロッパの方が環境としては厳しいです。Jリーグでレギュラーとしてプレーしている選手も、ヨーロッパに行けば新人と同じです。当然ながら、レギュラー争いもゼロから行わなければなりません。

 

また試合でも球際の激しさなどは、ヨーロッパの方が断然上だと言われています。試合だけではなく、練習から激しく、意識の差に違いがあります。つまりヨーロッパに移籍することにより、厳しい環境に身を置くことで、選手として一回り成長できると言うわけです。

 

Jリーグが緩い環境だと言うことではありませんが、世界のトップレベルと比べるとまだまだです。もしスペイン、イングランド、ドイツなどの主要リーグに移籍することができたら、仮に移籍先が小さなチームだとしても、スーパースターを多く抱えたビッグクラブと対戦できます。それだけでもJリーグにいては、味わえない環境であることは間違いありません。

 

 

海外組はコンディションが整わない
それであれば、もっと海外組の選手を多く招集するべきだと思われますが、必ずしもそうとは言い切れません。確かにサッカー選手としての能力は高いのですが、海外組はコンディションが整わない選手がいることもまた事実です。

 

ヨーロッパに移籍して、レギュラーを獲得している日本人選手は多くありません。半分近くはレギュラーを獲得できず、ベンチ入りか、場合によってはベンチにすら入れないこともあります。つまり所属チームで試合に出場していないため、試合勘がないにもかかわらず、日本代表の試合では海外組ばかりが試合に出ている状況に対して議論となっているのです。


海外組が普段試合に出場していなかったり、調子が悪くても日本代表にはきっちり招集され、試合にも出ています。Jリーグにいる選手は、ヨーロッパほど厳しい環境ではないかもしれませんが、毎週レギュラーとして試合に出場しています。

 

それにもかかわらず、Jリーグでプレーしている選手は、日本代表では試合に出場することが少ないため、その辺りも海外組ばかりが優遇されていると思われてしまう原因です。

 

また海外組は移動の疲れもあります。日本代表に招集されると、ヨーロッパから飛行機で帰国することになります。リーグ戦が終わって、すぐに日本に帰国しても、数日後には試合が待っています。そのため時差や疲れで体がしんどくても、練習しなければなりません。

 

日本代表の試合前には合宿が行われるのですが、通常は国内組が先に集まって、海外組はその1日後、2日後に戻ってきた人から合流するような感じです。移動の疲れもありながら、練習してすぐに試合があるのですから、国内組の方がコンディションが良いに決まっています。

 

サッカーは能力が高くても、コンディションが整わないと力を発揮できません。ちなみにハリルホジッチ監督は、所属チームで試合に出場していない選手は、代表には呼ばないとも公言しています。日本代表がワールドカップに出場するためには、海外組の力は絶対に必要ですが、コンディションを考えず、選手の実績だけで選んでいると、アジアでも負けてしまうかもしれません。

 

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