Jリーグ

なぜJ3は創設されたの?|基礎知識・背景・開催方式

JリーグといえばJ1が一般的ですが、その下には下部リーグであるJ2が存在します。

そしてさらに下には、J3という3部リーグまであります。

おそらく一般的には、J3にどんなチームがあるのかすら知らない方がほとんどかもしれません。

確かにJ3はメディアで取り上げられることがほとんどなく、クラブの地元の方たちを除けばほとんど知名度もありません。

そこで今回は、J3ができた経緯や基本についてお話したいと思います!

パンダモくん
パンダモくん
J2までギリギリ知っていてもJ3はほとんど知られていない!でも同じJリーグなんだよ!
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J3が創設された背景とは?

J2の知名度は、日本においてまだまだ一般的だとは言えません。

J2の中にも赤字経営をしているクラブもあります。

そんな中において、Jリーグはさらに3部リーグであるJ3を創設することになりました。

「J2でさえ厳しい経営環境なのに、J3だと成り立たせるのがさらに厳しいのでは?」

ついこのように思ってしまいます。

そこでJ3がなぜ誕生したのかについて見ていきましょう。

そもそもなぜJ3は誕生したのか?

1993年に発足したJリーグは、毎年のようにチーム数が増え続けました。

そしてJリーグが18チームになったところでこれ以上増やすことができなくなったため、1999年にJ2が誕生しました。

なおJ2について詳しくは以下の記事をご覧ください。

J2の知っておきたい基本や誕生した経緯を説明するよ!世間の認識では、『Jリーグ=J1』が一般的です。 しかしJリーグには、2部や3部の下位カテゴリーも存在しています。 そしてJ...

1999年に10チームで始まったJ2でしたが、これまでと同じようにチーム数は年々拡大し続けていきます。

そして2012年には、最大となる22チームまで拡大することになりました。

  • J1→18チーム
  • J2→22チーム

この時点でJリーグに加盟しているのは合計40チームです。

ところがそれでもまだJリーグのチーム数は不十分だという声も出てきます。

それは以下のような理由からです。

  • Jリーグに加盟を希望するクラブがまだたくさんあった
  • Jリーグのクラブがない県や地域も多く残っていた
  • J2に降格制度を導入しようとしていた

これらの理由によって、2014年からスタートしたのが3部リーグとなるJ3です!

J2への加盟を希望するチームは、アマチュアの日本フットボールリーグ(JFL)に所属していました。

このJFLにいてJリーグに加盟を希望するチームだけを集めて、合計12チームでJ3が発足しました。

パンダモくん
パンダモくん
当時はJ3に賛否両論があったんだ!でも今では否定する声がなくなってきたね!
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J3は加盟条件が大幅に緩和

J3を作るメリットはたくさんあるように思えますが、一方で否定的な意見もありました。

例えば次のような意見です。

  • 経営基盤は大丈夫なのか?
  • プロリーグとしてのレベルは保てるのか?
  • スタジアムや設備はどうするのか?

しかしあまりに厳しくしてしまうと、J3へ加盟できるクラブが少なくなってしまいます。

そこでJリーグはJ1やJ2に向けた準備段階としての役割をJ3に期待して、加盟条件を緩和することにしました。

ただしあまりに緩和し過ぎてしまうと、クラブが赤字経営になってしまう可能性もあります。

そこでJ1、J2共通の財務条件をJ3にも同じように定めています。

  • 3期連続で赤字になってはいけない
  • 債務超過になってはいけない

この部分は最低限守らなければいけない項目として、それ以外の条件はJ3だけ大幅に緩和されています。

パンダモくん
パンダモくん
J3にあるクラブはどこもJ1やJ2への昇格を見据えているんだ!夢は大きく持たないとね!

J3の主なスタジアム検査要項

J3の加盟条件が緩いと言っても、実際にどのような条件があるのでしょうか?

J3であっても細かな条件が設けられているので、ここでは代表的な条件をご紹介します。

まずホームスタジアムの基準としてJ3では次のような項目があります。

J3ホームスタジアムの基準
  • 収容人員は原則として5000人以上
  • 芝生席も審査を受ければ座席と認められる
  • 屋根はできるだけ多く覆うこと
  • 観客用トイレはどの席からもアクセスできる場所に設置

ちなみにこれだけだと緩いかどうかの判断が難しいので、J2のスタジアムの基準も記載します。

J2ホームスタジアムの基準
  • 収容人員は原則として10,000人以上
  • 芝生席は座席と認められない(ベンチシートのみカウント)
  • 屋根は観客席の1/3以上が覆われていること
  • 観客用トイレは1,000人の観客に対して、少なくとも洋式トイレ5台、男性用小便器8台必須

このように比べてみると、J3のスタジアム要件がいかに緩いのかがわかります。

ただしJ3の基準だけではJ2に昇格することができないので、スタジアムも徐々に改善していく必要があります。

パンダモくん
パンダモくん
J1やJ2では具体的な数字で条件が示されているね!でもJ3はとてもアバウトなんだ!

J3は選手全員がプロ契約ではない

J3に所属するチームは、アマチュアであるJFLから昇格したばかりです。

そのためJ3に昇格したからといって、アマチュア選手を全てプロ契約にすることはお金の面から無理があります。

そこでJ3には、次のような規定が設けられています。

プロ契約選手は1チームあたり3人以上とする

つまりJ3では、全選手をプロ契約する必要はありません。

そのためJ3でプレーしている選手の中には、別で仕事をしながらサッカーをしている選手もいます。

J3も同じJリーグであることは間違いありませんが、J1、J2、J3ではそれぞれ大きな格差があります。

パンダモくん
パンダモくん
固定給が0円のJリーガーもいるんだ!厳しい環境でも頑張って欲しいよね!

現在でも増え続けるJ3のチーム数

12チームで2014年に始まったJ3は、どんどんチーム数が増え続けています。

2020年からはFC今治が新たにJFLから昇格したため、すでに19チームになっています。

ただしその中にはクラブではなく、J1の下部組織もJ3に参加しています。

  • FC東京U-23
  • ガンバ大阪U-23
  • セレッソ大阪U-23

今後もJ2と同じように、どんどんチーム数が増え続けていくことが予想されます。

パンダモくん
パンダモくん
J3の枠がいっぱいになったらどうなるか興味があるね!でもJ4はもうできないと思うよ!
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J3の大会ルール

J3もJ1やJ2と同じように、3月に開幕して11月頃までシーズンが続きます。

また毎週土曜日もしくは日曜日に試合が組まれています。

ただし2020年は東京オリンピックが開催されるため、その期間だけは試合が行われずに中断されることになっています。

そして2020年の大会ルールは、19チームによるホーム&アウェイの総当たりリーグ戦で行われます。

  • 勝ち:3点
  • 引き分け:1点
  • 負け:0点

このように勝ち点が決まっており、最終的に最も勝ち点を取ったチームが優勝となります。

そしてJ3で1位と2位となると、翌年からJ2に昇格することができます。

ただしJ2ライセンスを保有しないとJ2には昇格することができません。

一方でJ3では、最下位になってもアマチュアリーグであるJFLに降格されることはありません。