Jリーグ

J2の知っておきたい基本や誕生した経緯を説明するよ!

世間の認識では、『Jリーグ=J1』が一般的です。

しかしJリーグには、2部や3部の下位カテゴリーも存在しています。

そしてJリーグの2部のことをJ2と言います。

同じJリーグであっても、J1と比べて圧倒的に知名度が乏しい実情があります。

そこで今回は、J2について詳しくみていきましょう!

パンダモくん
パンダモくん
J2のレベルも年々高くなっているんだ!2部とはいえ決して侮れないよ!
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J2が誕生した経緯

1993年にスタートしたJリーグは、当初から1部カテゴリーのみで行われてきました。

なおJリーグについての基本は以下の記事で詳しく解説しています。

そもそもJリーグって何?|日本サッカーのピラミッド構造日本でサッカーの試合を観るというと、まず思い浮かぶのがJリーグです。 日本におけるプロサッカーリーグであるJリーグは、設立から25...

10チームでスタートしたJリーグは年々チーム数が拡大し続けて、1998年には現在の18チームにまで増加しました。

ところがアマチュアチームの中には、Jリーグに加盟したいと考えるチームがまだたくさんありました。

そこでJリーグは次のように考えました。

「だったら加盟したいクラブだけで新しい下部リーグを作っちゃえば?」

そこで1999年に誕生したのがJ2です!

それによってJリーグのチーム数は次のようになりました。

  • J1→16チーム(18から減少)
  • J2→10チーム(スタート当初)
パンダモくん
パンダモくん
同じJリーグでもJ1とJ2では格差がすごいんだ!だからみんなJ1を目指すんだよ!

なおJ1について詳しくは以下の記事をご覧ください。

J1の基礎知識|大会方式やスケジュール日本のプロサッカーリーグであるJリーグは、現在3部制になっています。 その中でも最も高いレベルにあるのがJ1です! 『Jリー...
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J2のチーム数が22まで増加

新たにJリーグの下部カテゴリーとしてスタートしたJ2は、その後もチーム数は拡大し続けます。

1999年に10チームだったのが、2012年には22チームになりました。

  • 1999年→10チーム
  • 2000年→11チーム(+1)
  • 2001年→12チーム(+1)
  • 2006年→13チーム(+1)
  • 2008年→15チーム(+2)
  • 2009年→18チーム(+3)
  • 2010年→19チーム(+1)
  • 2011年→20チーム(+1)
  • 2012年→22チーム(+2)

ちなみにヨーロッパサッカーと比べてみても、2部リーグに22チームは多い方です!

  • スペインリーグ2部→22チーム
  • イングランドリーグ2部→24チーム
  • イタリアリーグ2部→22チーム
  • ドイツリーグ2部→18チーム
  • フランスリーグ2部→20チーム
  • ポルトガルリーグ2部→18チーム
  • オランダリーグ2部→20チーム

このように見ると、22チームでかなりいっぱいであることがわかります。

しかしあまりにもチーム数を増やしすぎると、以下のデメリットが生じてきます。

  1. 昇格および降格争いに加わらないチームが増えるため、リーグの盛り上がりに欠ける
  2. 年間スケジュールで試合数が消化しきれなくなる

そのため今後もJ2のチーム数が22から増えることはないものと予想されます。

パンダモくん
パンダモくん
J2はチーム数が多いからJ1よりも試合数が多いんだ!日本で最も厳しいリーグ戦かもね〜
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J2にはどんなメリットがある?

J2は同じJリーグと言っても、J1に比べて圧倒的な知名度の差が存在します。

J2になると認知度や知名度が低下してしまいます。

それには以下のような理由があるからです。

  • 試合のレベルがJ1よりも劣る
  • 日本代表クラスの人気選手が少ない
  • 試合などでメディアへの露出が少ない

J1よりもJ2の方が厳しい環境にあると言えます。

いくら日本中にJリーグに加盟したいクラブができたとはいえ、J2ができたメリットはどこにあるのでしょうか?

J2のメリットは主に以下の3点があります。

  1. 地方にもJリーグのクラブができた
  2. 選手の出場機会が広がった
  3. J1に降格争いという魅力が加わった

それでは順番に説明していきます!

メリット1:地方にもJリーグのクラブができた

かつてJリーグがあった地域といえば、東京、埼玉、千葉、大阪、横浜、名古屋、福岡など大都市が中心でした。

しかしJ2が生まれたことで、Jリーグにおける地域的な広がりをもたらすことになりました。

Jリーグは、チームに対して一つの地域に深く根ざして活動することを義務付けています。

このチームの本拠地をホームタウンと言います。

Jリーグの規約には、次のような項目が記載されています。

Jクラブはホームタウンと定めた地域で、その地域社会と一体となったクラブづくりを行いながらサッカーの普及、振興に努めなければならない

実際J2ができたことで新しい都市にJリーグのチームが誕生しました。(カッコ内はホームタウン)

  • ベガルタ仙台(宮城県仙台市)
  • 大分トリニータ(大分県)
  • サガン鳥栖(佐賀県鳥栖市)
  • アルビレックス新潟(新潟県)

J2のおかげで、地方の人たちにとってはJリーグがより馴染みのあるものになったと言えます。

パンダモくん
パンダモくん
ホームタウンがあるからこそJリーグはチーム数が増やすことができたんだね!

メリット2:選手の出場機会が広がった

サッカーは11人で行うスポーツで、選手交代を入れると最大14人が1試合でプレーできます。

しかし中には、チームに加入しても出場機会が与えられない選手もいます。

特に高校卒業したばかりの新人選手であればなおさらです。

ところがJ2が誕生したことで、より多くの日本人選手がプレーすることができるようになりました。

実際に日本代表経験者の中でも、J2でプレーしたことのある選手はとても多くいます。

  • 香川真司
  • 中島翔哉
  • 冨安健洋
  • 乾貴士
  • 遠藤保仁

若手選手の出場機会が大幅に増えたことから、日本代表が近年レベルアップしたのは、J2のおかげでもあると言っても過言ではありません!

また将来有望な若手選手の出場機会が増えただけではありません。

キャリア終盤となったベテラン選手の出場機会も増えることになりました。

キャリア終盤にJ2でプレーした選手です。

  • 三浦知良
  • 中村俊輔
  • 小野伸二
  • 田中マルクス闘莉王
  • 川口能活

J1だけしかないと出場できる選手が限られてしまいます。

そのためより多くのサッカー選手にとって、キャリアを長く続けることができるようになりました。

パンダモくん
パンダモくん
J2であっても選手にとって出場機会が多いのは嬉しいことだよね!

メリット3:J1に降格争いという魅力が加わった

Jリーグがシーズン終盤になってくると、どのチームが優勝するのか大きな注目が集まります。

ところがJ1に18チームもあると、優勝の可能性がない多くのチームにとって残りが消化試合となってしまいます。

しかしJ2という下部カテゴリーができたことで、J1での降格争いが生まれることになりました!

J1では18チームのうち、下位3チームが降格圏内となってきます。

ところが中位にいるチームでも気を抜くと、一気に降格圏内に落ちてしまうこともあります。

そのためより多くのチームにとって、シーズンの終盤まで気の抜けない試合が続くことになります。

パンダモくん
パンダモくん
J1の降格争いも新聞やテレビで取り上げられるんだ!毎年大きな注目が集まるよ!
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J2の流れと大会ルール

J2は毎年3月頃に開幕して、11月に閉幕します。

そしてJ1と同様に、毎週土曜日もしくは日曜日に試合が組まれています。

なおJ1の大会ルールなどは以下の記事をご覧ください!

J1の基礎知識|大会方式やスケジュール日本のプロサッカーリーグであるJリーグは、現在3部制になっています。 その中でも最も高いレベルにあるのがJ1です! 『Jリー...

そして大会ルールもJ1とほとんど変わりません。

1年間を通してホーム&アウェイ方式でリーグ戦を行います。

  • 勝ち:3点
  • 引き分け:1点
  • 負け:0点

このように勝ち点が決まっており、最終的に最も勝ち点を取ったチームが優勝となります。

ただしJ1と大きく異なるのは、J2の方が試合数が多いことです。

  • J1→34試合(ホームとアウェイ各17試合)
  • J2→42試合(ホームとアウェイ各21試合)

なぜこのようにJ2の方が試合が多いのかというと、参加チームが22チームと多いからです。(J1は18チーム)

そのため基本的には週末に試合が組まれるものの、ときにはミッドウィークである水曜日に試合を行うこともあります。

パンダモくん
パンダモくん
かつてJ2は年間48試合も行ったこともあるんだ!多いと週に2試合行われるからね〜

J2はワールドカップ期間中も中断されない

J1はワールドカップが開催される年は夏に中断されるケースがあります。

実際2018年は5月中旬から7月中旬までリーグ戦が中断しました。

その理由は、Jリーグの主力選手が日本代表へ行ってしまうからです。

主力が抜けるチームはフェアではありません。

ところがJ2においては、ワールドカップが開催される年も中断されることがありません。

理由としては以下のことが挙げられます。

  • J2から日本代表に選ばれる選手はほとんどいないから
  • J2は試合数が多いため中断すると大変だから

ただし2020年は東京オリンピックが開催されるため、移動事情の関係から7月20日から8月9日まで中断されることになります。