ヨーロッパを統括するUEFA
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ヨーロッパを統括するUEFA

 

世界のサッカーを統括する組織にFIFAがあります。その下には大陸ごとに組織があり、アジアだとAFCになります。そしてヨーロッパにも同じような大陸連盟があります。それが欧州サッカー連盟、通称UEFA(ウエファ)です。ヨーロッパにある全ての国は、このUEFAの管理下にあります。


UEFAの加盟協会数は55もあります。フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダなどヨーロッパを代表する国はもちろん、ロシア、ウクライナ、カザフスタンなど旧ソ連も加盟しています。またイギリスに関しては、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つに分かれて加盟しています。

 

UEFAはヨーロッパでの国際大会を主催しています。例えば4年に一度開催されるヨーロッパ選手権(EURO)があります。これはヨーロッパで一番強い国を決める大会で、予選を勝ち抜いた24ヶ国が出場します。EUROが開催されるときは、ヨーロッパではお祭りのような盛り上がりです。

 

代表チームだと、ワールドカップのヨーロッパ予選もあります。グループリーグで行うのですが、強豪国はシードとなり、同じグループになることはありません。しかしヨーロッパ全体的にサッカーのレベルが高いため、簡単に突破できる予選ではありません。

 

クラブチームだと、毎年行われるUEFAチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグを主催しています。リーグ戦は国ごとで行われるため、違う国同士のクラブが対戦することはありません。それが実現するのが、このチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグです。

 

その他UEFAスーパーカップも大事なタイトルの一つです。シーズン開幕前に、昨シーズンのチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの覇者同士が一発勝負で対戦します。どちらかのタイトルを獲得しないと出場できないため、出場するだけで名誉なことです。ちなみに対戦すると、やはり上位に位置するチャンピオンズリーグ覇者が勝つことが多いです。

 

 

ファイナンシャルフェアプレー
ヨーロッパにはさまざまな国のリーグ戦があり、それぞれでルールが少し違ったりします。ルールは国ごとに決めることはできますが、チャンピオンズリーグなどのUEFAが主催する大会では、UEFAが決めたことは絶対守らなければなりません。

 

UEFAは2014年から、ファイナンシャルフェアプレー制度(FFP)を導入しました。これは簡単に言うと、赤字経営はダメだということです。Jリーグでもクラブライセンス制度がありますが、これのヨーロッパ版のようなものです。

 

正確にはライセンスとは少し違いますが、守れなければUEFAが主催するチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグに出場できなくなってしまいます。ヨーロッパのビッグクラブにとっては大きなダメージです。また地元のサポーターも、チャンピオンズリーグを楽しみにしているため、クラブは絶対に赤字経営にならないようにします。

 

なぜこのような制度ができたかと言いますと、莫大な資産を持つ大富豪のオーナーが、クラブ経営に入るようになったからです。2000年頃からですが、オーナーがクラブ経営に入ったことで、オーナーのポケットマネーから、選手獲得に必要な移籍金を支払うようになりました。

 

良い選手がいれば、金に糸目をつけないため、選手の移籍金がどんどん高騰していきました。才能ある選手だとはいえ、20歳そこそこの若い選手に、50億円を超える移籍金を支払ったりします。さらに多額の移籍金で、経営が赤字になっても、オーナーが個人資産で赤字を補填しているため経営が成り立っています。

 

このような異常な事態になったことで、UEFAはファイナンシャルフェアプレーを導入して、大富豪オーナーのポケットマネーを実質禁止しました。つまり赤字経営ができないため、移籍金はあくまでもチームの収入を超えてはいけないというルールになりました。

 

大富豪オーナーがポケットマネーで選手を獲得するのは、チームを強くしたいからです。さらにその先にはUEFAチャンピオンズリーグで優勝したいという野望もあります。それが経営赤字になると、UEFA主催の大会に出場できないため、何のためにポケットマネーから選手を獲得したのかわからなくなってしまいます。

 

ただし赤字経営はダメなのですが、育成や施設への投資は認められます。これはどれだけ資金を使っても問題ありません。ファイナンシャルフェアプレーはあくまでも、他のチームから選手を引き抜くことを意識して規制したものです。

 

ファイナンシャルフェアプレーができたことで、クラブはより収入をアップさせようと取り組んでいます。収入をアップさせて利益が出れば、それだけ選手獲得費用に回せるからです。そこで最近ではビッグクラブが、シーズン前にアジアツアーなどを行っています。

 

トレーニングキャップという名目で、日本、オーストラリア、中国、東南アジアなどを回って、親善試合などを行っています。クラブによっては、アメリカにも行くところもあります。しかしシーズン前の大事な時期で、移動などで疲労が増すため、選手からは反発を受けています。実際にバルセロナは、これまで行ってきたアメリカツアーを自粛しました。

 

ちなみに、最近高額な移籍金を支払って選手を獲得しているクラブは、レアルマドリードやマンチェスターユナイテッドなどがあります。こういったクラブは収入が凄まじいため、高額な移籍金を使っても、赤字にはならないのです。クラブも健全な経営をしていかなければなりません。

 

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