リッチなクラブの出現
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リッチなクラブの出現

 

最近のヨーロッパサッカーでは、大富豪がクラブのオーナーになるケースが増えています。豊富な資金力で多くの選手を獲得して、中堅クラブだったチームが、ビッグクラブの仲間入りをしています。

 

その先駆けとなったのが、イングランドのチェルシーです。2003年に当時160億円の負債を抱えていたチェルシーを、ロシアの大富豪であるアブラモビッチが買収してオーナーになりました。

 

アブラモビッチは石油関連で儲けた人で、世界でもトップクラスの大富豪です。総資産は1兆円を超えると言われており、もちろんチェルシーの負債もすぐに返済してしまいました。

 

それからはアブラモビッチがポケットマネーを投じて、選手を次々と獲得していきました。2004年には、FCポルトでチャンピオンズリーグを制覇したばかりだったモウリーニョを監督として招聘し、選手獲得はさらに加速していきました。

 

チェルシーの場合は、補強の仕方が上手かったです。モウリーニョの意見も反映されたのかもしれませんが、各ポジションに必要な選手を補強しました。チェルシーにはもともと、ジョンテリー、ランパードというイングランド代表のスター選手がいたので、この2人を軸に強化していきました。

 

お金は使うけれども、むやみやたらに選手を獲得しないところが、すぐにチェルシーが強くなった理由です。世界トップのゴールキーパーに成長したチェフや、ストライカーに成長したドログバ、ウイングのロッベンなど売り出し中の若手を次々に獲得しました。

 

そして2004年には、チェルシーが50年ぶりにプレミアリーグを制覇しました。その後は競争が激しいプレミアリーグでも、毎年上位に入る活躍をしています。チャンピオンズリーグも2003年から毎年出場していて、2008年に準優勝、2012年にはついに優勝しました。現在ではビッグクラブの一つになっています。

 

 

チェルシーに続いたクラブ
チェルシーと同じプレミアリーグの中堅クラブから、ビッグクラブへと成長したマンチェスターシティも、大富豪がオーナーになったことで強くなりました。

 

マンチェスターと言えば、ユナイテッドが有名ですが、シティはマンチェスターユナイテッドじゃない方という感じでした。中堅クラブのため、優勝争いをすることはない、ユナイテッドの陰に隠れたクラブでした。

 

2008年にUAEの投資家グループが買収して、それからはポケットマネーから選手を次々と獲得しました。行ったことはチェルシーと同じです。買収した最初の頃は、あまり信頼されていなかったため補強も、トップレベルから少し落ちる選手しか獲得できませんでした。

 

しかし2010年にスペイン代表のダビドシルバと、バルセロナからヤヤトゥーレを獲得したことで、ここから選手獲得が加速しました。2011年にはアルゼンチン代表のエースストライカーであるアグエロ、フランス代表のナスリを獲得。そして44年ぶりにプレミアリーグを制覇しました。

 

その後もどんどん選手を獲得して、スタメン11人がスーパースターです。2016年からは世界でもトップの監督であるグラウディオラを招聘。今やチェルシーと同じで、ビッグクラブの仲間入りをしています。

 

2013年にもプレミアリーグを制覇したのですが、未だにUEFAチャンピオンズリーグを優勝していません。ヨーロッパであれば、一度はチャンピオンズリーグの優勝を夢をみます。必要な選手と監督は揃っているため、あとは時間の問題ではないでしょうか。

 

イングランドではなく、フランスのリーグアンのパリ・サンジェルマンも2011年にカタールの投資会社が買収しました。パリ・サンジェルマンは、もともと名門クラブではあったのですが、結果を残せずにいたところ買収されました。

 

その後もチェルシーやマンチェスターシティと同じように選手を獲得していきました。転機となったのは、ACミランから攻撃の大黒柱だったイブラヒモビッチと、守備の要のチアゴシウバを同時に獲得したことです。

 

それからはチェルシーからブラジル代表ディフェンダーのダビドルイス、アルゼンチン代表のディマリア、ウルグアイ代表のカバーニなどスーパースターを毎年のように獲得。


さらに2017年にはバルセロナからブラジルのスーパースターであるネイマールを獲得しました。その金額は297億円というかつてない移籍金でした。これは金額の多さに加え、絶対に移籍しないだろうと思われていたネイマールだったため大きな話題となりました。

 

その結果、2015年には史上初のフランス国内4冠を達成し、2016年、2018年にも国内4冠を達成しました。今やフランスリーグでは敵なしになったのですが、やはりチャンピオンズリーグでは、結果を残せていないため、後はヨーロッパでのタイトルを獲得するのみとなっています。

 

リッチなクラブがオーナーのポケットマネーで次々と高額な移籍金を支払って選手を獲得していったため、それによりUEFAもファイナンシャルフェアプレーを導入しました。これはクラブ経営で赤字になってはいけないというものです。

 

つまりオーナーのポケットマネーで移籍金を出したり、赤字の補填などができなくなったため、最近ではこれらのチームの補強も大人しくなりました。それでもこれまでに、スター選手を獲得していった強いベースがあるため、現在でも強いことに変わりがありません。

 

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