二重国籍を持つ選手がいる
Sponsored Link

二重国籍を持つ選手がいる

 

Jリーグに外国人枠があるように、ヨーロッパでも外国人枠は存在します。ただし外国人枠の扱いに関しては、各国リーグによって異なります。ヨーロッパで共通していることは、EU圏内の国籍であれば、外国人にはならないということです。

 

EUに加盟している国同士であれば、自由に働きに出かけることができるため、サッカーでも同様になっています。そのためヨーロッパサッカーで言う外国人は、主に他の大陸の選手ということになります。

 

日本人選手もヨーロッパからすると、当然外国人枠になります。外国人枠が決まっている以上、クラブも獲得する外国人を見定める必要があります。もちろん南米やアフリカの選手も外国人扱いになります。ただ一つ日本人との違いが、南米やアフリカ選手は二重国籍を持つことができることです。

 

スペインのリーガエスパニョーラでは、外国人枠が3人までと決まっています。しかしバルセロナやレアルマドリードをはじめスペインには、南米やアフリカ選手が多くいます。バルセロナで考えても、あきらかに外国人3名を超えています。これは二重国籍を持っている選手が多くいるため成り立つことです。

 

ブラジルやアルゼンチン選手は、自分の国の国籍とは別にスペインなどの国籍を取得することができます。そうすると、その選手はEU圏内の国籍選手と認められて、外国人枠から除外されることになります。

 

二重国籍は、セリエAであればイタリア国籍、ブンデスリーガであればドイツ国籍など、プレーするその国の国籍を取得することが一般的です。また一度取得してしまえば、他のヨーロッパのチームに移籍しても、外国人扱いされないことになります。

 

そのため選手の移籍にも有利になってきます。ちなみに日本人は原則として二重国籍は認められていないため、南米やアフリカ選手とは、実力以外にこういうところでも差が生まれています。

 

バルセロナに所属するアルゼンチン代表のメッシ、ブラジル代表のネイマールはともにスペイン国籍を取得しているため、外国人扱いにはなりません。そのため南米から新たに獲得すると外国人扱いになりますが、数年後にスペイン国籍を取得すれば、ヨーロッパ人扱いに変わるのです。

 

 

代表チームはどうなるのか
二重国籍を認めると、ややこしくなるのが代表チームはどちらになるのかということです。例えばメッシはアルゼンチンとスペイン国籍を持っていますが、現在プレーするアルゼンチン代表から、スペイン代表に入れるのかとなります。

 

結論を言うと、二重国籍の場合は、どちらの国でも入れることはできます。ただし一度代表チームに入って、プレーしてしまうと、国籍の変更はできなくなります。選手によっては過去に、世代別の代表に入っている選手もいますが、それは関係なくフル代表でプレーしたら変更ができません。

 

そのためメッシは、すでにアルゼンチン代表でプレーしているため、今からスペイン代表に入ることはできないことになります。最初にプレーする代表で決まってしまうため、二重国籍を持つ選手は、よく考えて代表を選ばなければなりません。

 

セリエAのユベントスで活躍しているイグアインという選手がいます。今でこそアルゼンチン代表として活躍していますが、若い頃は難しい選択がありました。イグアインはアルゼンチンとフランスの二重国籍を持っています。フランスで生まれて、アルゼンチンで育ったからです。

 

イグアインが19歳くらいのころ、当時のフランス代表監督から、フランス代表招集のオファーがありました。もしイグアインがそのときに、フランス代表を選んでいたら、今のアルゼンチン代表はなかったのです。しかし本人がアルゼンチン代表を選んだため、フランス代表を断りました。二重国籍であっても、自分のルーツとなる国籍があるため、そこを大事にしている選手が多いです。

Sponsored Link