セリエA(イタリア)
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セリエA(イタリア)

 

ヨーロッパ4大リーグの一つは、イタリアのセリエA(アー)です。セリエAはかつて世界最高峰のリーグでした。しかし現在ではその面影もありません。スペイン、イングランドの高いレベルに離されています。最近ではドイツのブンデスリーガにも抜かれてしまい、UEFAチャンピオンズリーグの出場権も、4枠から3枠へと減ってしまいました。


10年前までは、セリエAでビッグ3だったのは、ユベントス、ACミラン、インテルミラノでした。ACミランは本田圭佑選手、インテルミラノは長友佑都選手が所属していたため、日本でもおなじみのクラブです。しかし最近のセリエAでは、ユベントスの1強になっていて、その下にナポリとローマがいます。ACミランとインテルは厳しい現状が続いています。

 

現在のセリエAでヨーロッパのビッグクラブと呼べるのは、ユベントスだけになってしまいました。スター選手を多く抱えているのは、ユベントスだけです。2015年にはUEFAチャンピオンズリーグで準優勝になりました。惜しくも決勝で負けてしまいましたが、決勝戦に進めるたけですごいことです。

 

そのため実力もセリエAではトップです。2012年から13年、14年、15年、16年とセリエAで5連覇しているため、国内では敵なしの存在となりました。選手の実力だけでなく、層の厚さでも、他のチームを圧倒しています。

 

昔からユベントスは強かったのですが、カルチョスキャンダルによって、どん底を味わいました。2006年にGMによる審判への買収が発覚して、セリエAで優勝したユベントスはセリエBに降格させられたのです。もちろん優勝も取り消されました。

 

それに伴ってその時いた多くのスーパースターも、チームを離れていきました。そんな中でも、現在もユベントスで活躍するゴールキーパーのブッフォンを始め、デルピエロ、ネドベドといったスター選手が残ったため、1年でセリエAに復帰することができました。

 

それから毎年のように選手をどんどん獲得してユベントスは強くなっていきました。ちなみに日本代表監督になったザッケローニですが、日本代表監督に就任する直前の2010年にはユベントスで監督をしていました。セリエAのビッグクラブで監督できることはすごいことです。

 

さらに戦力補強を進めて、2011年には、現在では名将と言われているコンテが監督に就任。その後はセリエAで連覇し続けています。イタリアでは一番なので、あとはチャンピオンズリーグで優勝するだけです。

 

 

ACミランとインテルミラノの凋落
現在は1強となっているユベントスを止めるクラブは必要です。以前はACミランとインテルが、ユベントスと同じくらいの強さを誇っていました。どちらも資金がなく、経営が厳しくなったため、選手の補強が上手くいっていません。

 

長友選手が所属しているインテルですが、外国人が多く在籍しています。イタリア人は少なく、南米やアフリカなどからも選手を獲得しています。昔はスター選手も在籍していたので、インテルミラノもセリエAでは名門クラブです。

 

ユベントスが2006年にセリエBへ降格してからしばらくは、セリエAでもトップでした。毎年優勝するなど1強時代がありました。2008年にはモウリーニョが監督に就任して、2009年にはUEFAチャンピオンズリーグを優勝。セリエA、カップ戦と3冠を達成しました。

 

しかしそこがピークで、その後はセリエAの中堅クラブに成り下がっていきました。監督のモウリーニョは、翌シーズンからレアルマドリードに移籍。2009年に3冠を達成したメンバーも高齢化して退団していきましたが、新たに選手を獲得する資金がなく、どんどん選手を獲得しているユベントスとの差は開くばかりです。

 

チームを強くするためには、選手獲得でまとまった資金を投入する必要があります。しかし2016年には、中国の企業が新たにオーナーになり、今後は資金を投入して、どんどん選手を獲得することが期待されます。

 

インテルと同じミラノに拠点を持つのがACミランです。昔は世界的なビッグクラブで、誰もが憧れた存在でした。1990年代前半は、セリエAはもちろん、チャンピオンズリーグでも常に上位に入るほどの実力を持っていました。

 

2000年代に入ってもミランは強かったです。シェフチェンコ、カカ、ピルロなどスター選手が多く在籍していました。2003年、2007年にはチャンピオンズリーグでも優勝をしています。

 

しかし2012年になり、急激に財政が悪化したため、イブラヒモビッチとチアゴシウバを、パリ・サンジェルマンに放出してしまいました。2人を放出した移籍金が目当てでした。この攻守の大黒柱を同時に失ったミランは、どんどん弱くなっていきました。

 

さらにネスタ、セードルフ、ガットゥーゾなどチャンピオンズリーグ優勝メンバーをどんどん放出。選手を放出する一方で、資金に余裕がないため、新たに獲得するための資金がありません。

 

そのため他チームで契約満了の選手を、移籍金ゼロで獲得していきました。しかしそれではチームが強くなるはずもありません。2014年にはセリエAで8位になり、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグともに出場権を逃してしまいました。実に15年ぶりの失態です。

 

現在ではイタリア人を中心に、若手選手を獲得して育てています。中国企業が買収するとの噂もありますが、未だまとまっていません。お金がない状況に変わりなく、ヨーロッパのビッグクラブになるには、まだまだ時間がかかります。

 

現在のようなユベントスの1強だと、セリエAが面白くなくなってしまいます。昔のようにACミランやインテルが強くて、ユベントスを止める存在にならないと、どんどんセリエAからファンが離れていくことになります。時間はかかりますが、ACミランとインテルのレベルアップが待ち望まれるところです。

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