移籍では高額の移籍金が発生する
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移籍では高額の移籍金が発生する

 

サッカーでは選手が所属チームを変えることはよくあることです。所属チームで活躍すれば、さらに強いチームから引き抜かれるようになります。選手はどんどんステップアップを目指しているため、一つのチームに長くいることは少ないと言えます。

 

リーグ戦などのタイトルが欲しければ、ビッグクラブに移籍しなければチャンスはまずありません。戦力に乏しいチームでは、優勝することはかなり難しいからです。

 

またビッグクラブに行くと年俸も大幅に上がります。選手としての知名度も一気に上がるため、世界的なプレイヤーの仲間入りといえます。そのため選手にとって一つの目標は、ビッグクラブでプレーすることでもあります。

 

しかし選手が移籍したいと思っても、獲得したいと思うチームがなければ、移籍することができません。そのため選手ができることは、所属チームでスカウトの目に止まるくらい活躍して、ビッグクラブからのオファーを待つことです。

 

選手は所属チームと契約をしています。ヨーロッパでは、複数年契約が一般的です。契約した以上、選手は契約が終わるまで所属チームでプレーしなければなりません。

 

しかし所属チームで活躍すると、他のチームが今すぐに欲しいとオファーがあります。その場合は、格下のチームからオファーが来ても、選手にとって移籍するメリットがないため、たいていは格上のチームからオファーがあります。

 

ただし現状としては、選手は所属チームとの契約が残っています。この段階で、他のチームが獲得するときには、移籍に対してお金が発生することになります。これを移籍金と言います。獲得チームが所属チームに対して移籍金を支払うため、選手に入るお金ではありません。サッカーでの移籍では、移籍金を支払うのが常識となっています。

 

獲得チームはどれくらいの移籍金を支払えばいいのかは、選手の実力次第です。決まった金額と言うのは存在しません。所属チームはなるべく高く選手を売りたいと考えるため、ここで駆け引きが起こることになります。

 

リーグ戦で活躍していれば、その選手の価値が上がっていき、どんどん移籍金は高くなっていきます。つまり移籍金が高ければ高いほど、その選手には高い価値があるということです。

 

所属チームにとっても選手を移籍させるということは、戦力ダウンにつながります。オファーの中には、主力選手のため、絶対に売りたくない場合もあります。そのときは、所属チームはそのオファーを断ればいいのです。

 

ただしビッグクラブからのオファーを、選手に相談なしで断ってしまうと、選手は移籍したいと思うため、所属チームと選手との関係がギクシャクすることもあります。それによりチームとの仲も悪くなり、結局移籍することになります。選手の移籍では、何が起こるかわからないのも、サッカーの醍醐味です。

 

 

ボスマン判決
現在のサッカー界では、移籍で当たり前となっているルールがあります。それがボスマン判決です。これはチームと選手の契約が満了になった場合、選手は移籍金ゼロのフリーで移籍することができるというものです。

 

1990年にプロサッカー選手だったボスマンが、契約が満了した後に、他のチームに移籍しようとしたら、所属チームから待ったが出たことがありました。そこで裁判になり、1995年に欧州司法裁判所から、契約が満了した場合は、選手は自由に移籍できるとの判決が出たのです。

 

それ以降サッカー界では、ボスマン判決として、今でも残っています。これによりクラブは、選手と必ず複数年契約を結ぶようになりました。期待されている選手であれば、まだ試合に出場していないのに、5年契約を結ぶこともあります。

 

またビッグクラブからのオファーがあって、選手は移籍したいが所属チームが認めてくれない場合、選手は抵抗する手段として、チームとの契約の更新をしないこともあります。そうするともし契約が満了してしまうと、移籍金ゼロで選手はチームを去ってしまうため、移籍金がもらえるうちに放出しようと考えます。

 

ちなみに本田圭佑選手は、以前CSKAモスクワに所属していたのですが、ACミランに移籍するときには、このボスマンルールにより移籍金ゼロでした。もともとCSKAモスクワと契約していたときから、ACミランは獲得オファーをしていたのですが、チームが絶対に移籍を認めなかったのです。

 

本田圭佑選手もACミランに移籍したいと思っていたため、CSKAモスクワとは契約更新することなく、そのまま移籍金ゼロでACミランに移籍したのです。

 

契約満了の半年前にもACミランは、移籍金を支払って獲得したい旨を伝えたのですが、CSKAモスクワは絶対にYESとは言いませんでした。結局移籍金がもらえなかったため、損したことになります。

 

ヨーロッパでは、ボスマンルールでの移籍は結構多いです。トップレベルの選手だと、移籍金を支払って獲得しているため、移籍金ゼロでの放出は少ないですが、獲得オファーがあって、選手も移籍したいときには、契約更新を駆け引きの一つとして利用しています。

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