ヨーロッパでの外国人枠
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ヨーロッパでの外国人枠

 

ヨーロッパサッカーにも外国人枠は存在します。しかし各国リーグによって異なります。まずヨーロッパでは前提として、EU圏内の選手は外国人扱いになりません。そのためアジア、南米、アフリカ、北中米などが外国人の対象となります。

 

スペインのリーガエスパニョーラは、外国人枠は3名までになっています。ヨーロッパの中でも少ない方です。ただし南米やアフリカ選手の中でも、EU圏内の国籍を持つ二重国籍の場合は、外国人扱いになりません。数年でスペイン国籍が取得できるため、実際には外国人が多く在籍しています。フランスのリーグアンも同様のルールです。

 

ドイツのブンデスリーガは、そもそも外国人枠がありません。しかしチームの中でドイツ国籍を持つ選手を12名、自クラブで育成された選手を6名と契約する必要があります。外国人枠がない代わりに、ドイツの選手を大事にする考えです。

 

ドイツでは、どのクラブも下部組織で選手を育てています。ヨーロッパトップレベルのバイエルンミュンヘンでさえ、自クラブで育成した選手がレギュラーとして活躍しています。ミュラー、ラーム、フンメルスなどは、バイエルン下部組織出身ながら、スーパースターになっています。

 

イングランドのプレミアリーグもドイツと同じで、外国人枠は特に制限がありません。ただし外国人がプレミアリーグのチームに移籍する場合、就労ビザが必要になってきます。このビザの取得条件が、直近2年間の国際Aマッチの75%以上に出場していることです(ただし強い国であれば緩和される)。

 

つまり代表チームのレギュラークラスでないと、就労ビザがもらえないのです。2016年にイングランドのアーセナルに移籍した浅野拓磨選手は、就労ビザが取れなかった一人です。若い選手にとっては、厳しい条件ではあります。

 

そのためアーセナルに籍を残したまま、ドイツのシュツットガルトにレンタル移籍しました。最近ではフル代表にも招集されているため、このままいけば、近いうちに就労ビザを取得できるのではないかと思います。

 

プレミアリーグでは、ドイツですでに導入されているホームグロウンルールを採用しています。これは自国や自クラブの選手を守るルールのことです。2010年からプレミアリーグでも導入されました。25名のうち、8名を自国で育成された選手、4名を自クラブで育成された選手としなければなりません。

 

 

すでにUEFA主催の大会では導入されています。プレミアリーグでは、チェルシーやマンチェスターシティなどのチームが、大富豪のオーナーのポケットマネーで選手を獲得しているため、それを防止する狙いがあります。他のチームから獲得しても、自クラブで育成した選手が4名いなければ、25名登録できないことになります。

 

イタリアのセリエAは少しややこしいです。イングランド、ドイツと同じで外国人枠は存在しないうえに、ホームグロウンルールも存在しません。その代わりに外国人の獲得に制限があります。

 

すでに2名以上の外国人を保有している場合は1シーズンで1名獲得でき、1名保有の場合は1シーズンで2名の獲得ができます。1シーズンで獲得できる人数が1名か2名なので、クラブは慎重に考えなければなりません。ただし同じセリエAのチームから外国人を獲得する場合は、外国人と見なされないため、セリエAのチーム同士での移籍も多いです。

 

日本人には馴染みがないポルトガルリーグは、外国人枠が6人まで認められています。ただしブラジル人はポルトガル人と同じ権利を持つため、ブラジル人は外国人扱いされないのが、他の国にはない大きな特徴です。

 

ポルトガルのチームは育成クラブが多いため、有能なブラジル人が、国内からヨーロッパに移籍するときに、まずポルトガルのチームを選ぶことが多いです。ブラジル人にとっては外国人扱いされないだけでなく、同じポルトガル語を話すため、移籍しやすい環境になります。そして育ったら、どんどんビッグクラブに移籍していくのです。

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