ヨーロッパはシーズンが日本と異なる
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ヨーロッパはシーズンが日本と異なる

 

Jリーグのシーズンは、春から始まり秋に終わる春秋制を採用しています。これは日本の新年度が4月から始まるため、それに合わせたスケジュールになります。春秋制だと、3月に学校を卒業したばかりの新人など、新戦力の入団もスムーズになります。

 

また12月、1月、2月頃は、地域によっては雪が積もるため、Jリーグの試合を開催しづらいデメリットもあります。夏だと暑さがあり、サッカーの試合には向かない声もありますが、子どもにとっては長い夏休みがあるため、集客には強い時期です。これまでにも様々な議論がありますが、Jリーグは今のところ春秋制を採用しています。

 

ところがヨーロッパのシーズンでは、日本とは違い秋春制を採用しています。全ての国で同じ秋春制です。Jリーグだとその年のことを2017シーズンと表記しますが、ヨーロッパでは年をまたぐため、17-18シーズンと表記しています。

 

ヨーロッパの中でもロシアは、寒く雪が多く降るため、これまでは春秋制でした。しかし2012年に他の国と同じ秋春制にしたことで、他のリーグとシーズン開幕時期を合わせるようになり、選手の移籍など不便なことが解消されました。

 

例えば選手の移籍できる期間が、7月、8月、1月と決められているのですが、ヨーロッパでは、シーズンが終わるタイミングの7月と8月での移籍が多く、春秋制だと7月、8月がシーズン中になるため、なかなか補強がしにくいのです。

ヨーロッパでは8月下旬にシーズンが開幕して、5月頃に終わります。Jリーグと比べて試合数が多かったり、期間が長いというわけではありません。年度が秋から始まる西ヨーロッパのカレンダーを元に行われるため、シーズンの時期がずれています。

 

ちなみに冬だと雪が降ることもありますが、選手は手袋をしたり、ボールの色を変えるなど見えやすいようにして試合を行います。ヨーロッパではむしろ夏は暑いため、サッカーをやる環境ではないと思われています。

 

そのため夏はシーズンオフになり、長いバカンスに出かけます。そのためワールドカップなどの国際大会も、シーズンが終わる6月に開幕する日程です。

 

この秋春制に関してですが、Jリーグでも採用した方がいいのではないかと議論になっています。理由としてはヨーロッパとシーズンを合わせることで、ヨーロッパのクラブにとって、Jリーグに所属する選手の獲得や移籍が容易になるからです。

 

 

反対にJリーグのチームが、ヨーロッパの選手を獲得したい場合、ヨーロッパでシーズンが終わった選手を夏に獲得すると、Jリーグではまだシーズン中です。

 

そのためまだ試合に出続けなければならないため、夏のバカンスに行きたい選手にとっては、夏のJリーグ移籍はためらってしまう可能性もあります。そのため秋春制がいいのではないかということです。

 

しかしJリーグが秋春制を採用するデメリットもあり、Jリーグのスタジアムでは雪に弱いです。そのため北海道、東北、日本海側のチームは、雪が積もると、試合開催が難しくなってしまいます。またほとんどのスタジアムに屋根がないため、観客席も雪で埋まってしまいます。そのためJリーグでは、冬よりも夏の方が集客に適していると言えます。

 

新卒選手に関してだと、3月に卒業したあと、9月のシーズン開幕まで半年間空くことになります。その間は何もすることがないため、もったいない期間です。公式戦をしないと試合勘もなくなってしまいます。

 

このようにJリーグの秋春制は、メリットとデメリットがどちらもあるため、さまざまな議論はありますが、完全移行には至っていないのが現状です。

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