若い選手の青田買いが横行している
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若い選手の青田買いが横行している

 

ヨーロッパサッカーでは、ファイナンシャルフェアプレーの導入により、下部組織から若い選手を育てることの重要性が認識されています。理由は完成された選手を獲得すると、それだけ移籍金がかかるからです。特に最近では移籍金が高騰しています。

 

そこで才能がモノを言う世界のサッカーでは、より将来性があり、才能ある若い選手を獲得しようと、ビッグクラブを中心に囲い込みが起きています。若い選手の青田買いが横行しているのです。

 

特にイングランドのチェルシーとアーセナルが青田買いをしています。FIFAの規定では18歳未満の国際移籍が原則として認められていないため、18歳以上の選手をターゲットにして獲得しています。

 

ちなみにバルセロナの下部組織にいた久保建英くんが、FIFAの規定に触れたということで、日本に帰国してFC東京の下部組織に入団しました。それによりバルセロナもペナルティを受けて、2015年夏と冬の1年間は、新たな選手を獲得できなかったことがありました。

 

それもあり最近では18歳から20歳くらいの、才能ある選手を引き抜いています。特にチェルシーは20歳くらいの若い選手を、たくさん獲得しています。ただしトップチームにいても、試合に出場できる選手は決まっています。才能があるといっても、チェルシーのトップチームでスタメンを奪うのは、簡単ではありません。

 

そこで獲得した選手を、海外や2部リーグにレンタル移籍で放出することになります。そしてレンタル先で活躍すると、またチェルシーが呼び戻します。しかし移籍先で活躍できなければ、どんどんレンタルで放出することになります。

 

レンタル移籍は基本1年のため、毎年クラブを変えながら転々とします。20歳くらいの選手にとっては、大事な時間になります。チェルシーにいても出場機会がないため、それならば始めから獲得しなければいいのにと思ってしまいます。チェルシーのオーナーは大富豪で、お金に困ることはないため、どんどん獲得していきます。

 

 

チェルシーを退団して活躍した選手
ベルギー代表のスター選手である、デブライネもチェルシーに在籍していました。ポジションはトップ下で、テクニックに優れた選手です。ベルギーの所属チームで活躍して、2012年の21歳のときにチェルシーへ移籍しました。

 

しかし毎年他チームへのレンタル移籍で、チェルシーではほとんどプレーしていなかったです。そしてついに、2014年に完全移籍でドイツのヴォルフスブルクに放出されました。そこでデブライネは、リーグ戦10ゴール20アシストで大活躍しました。

 

2015年にはイングランドのマンチェスターシティが、移籍金なんと100億円で引き抜いたのです。これだけの価値ある選手を、チェルシーは眠らせていたことになります。とてももったいないことです。

 

また同じベルギー代表のルカクも、デブライネと同様の道を辿りました。ルカクもベルギーの所属リーグで活躍して、2011年に18歳でチェルシーに移籍しました。しかし結果を残すことができず、レンタル移籍を繰り返しました。

 

そして2014年に同じプレミアリーグのエバートンに移籍しました。そこで活躍して、エバートンではもちろん、ベルギー代表でも欠かすことのできない存在となりました。もともと193cmと体が大きいため、ストライカーでポテンシャルはありました。それが試合にコンスタントに出場したことで、大爆発したのです。

 

現在ではビッグクラブも欲しがる存在になり、獲得しようとすると、移籍金が100億円近くかかる選手にまで成長しました。そこでまたチェルシーが、高額な移籍金を支払って買い戻そうとしています。このようにチェルシーは若い才能を見抜けずに、無駄な移籍金を支払っているのです。

 

 

アーセナルも青田買いで有名
イングランドのアーセナルも青田買いで有名です。Jリーグの名古屋グランパスでも監督経験のある、フランス人のベンゲル監督の長期政権により、ビッグクラブへと成長したチームです。

 

このアーセナルも、高額な移籍金で選手を監督するよりも、若い選手を安い移籍金で獲得して選手を育てています。国籍を問わず世界中から獲得しているため、ベンゲル監督と同じフランス人やアフリカ人も多くいます。

 

スペイン代表のセスクも、バルセロナの下部組織にいた頃に、アーセナルから引き抜かれました。そして成長したセスクをバルセロナが再度獲得しましたが、才能ある選手であれば、どこからでも獲得しています。

 

ちなみにアーセナルは過去に日本人も獲得しています。2001年に稲本潤一選手を、2011年には宮市亮選手を獲得しましたが、どちらも試合にほとんど出場することなく、アーセナルを退団しました。

 

最近だと2016年に浅野拓磨選手を獲得しましたが、イングランドの就労ビザが降りず、ドイツにレンタル移籍をしています。アーセナルはビッグクラブであり、世界中から選手が集まってくるため、競争も激しいです。日本人もいつかレギュラーを獲得できる日が来るのか楽しみです。

 

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